(東京農大の同級生)がFaceBookで、日本防災植物協会の
高知新聞の記事を紹介していた。
事務局長をされていたのが、野菜ソムリエの斉藤香織さんで、
高知でお逢いしているので、新聞記事に釘付けになった。
お会いしたのが2014年と2015年で、当時まだ斉藤さんからは
防災植物のことは聞いていなかった。
植物生態学を研究していた澤良木庄一先生が、
南海トラフ地震を念頭に2015年に「日本防災植物協会」を
設立しているが、この発想は考えたこともなかった。
この年、2015年9月25日‐27日、国連の持続可能な開発サミットで
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、
「持続可能な開発目標(SDGs)」を設定した。
防災植物はまさにSDGsで、協会設立の背景には、
環境に負荷をかけない野草のSDGsが見えてくる。
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2021年1月に逝去れた澤良木庄一先生(左下)
高知新聞社主催の出張防災植物教室(左上)の野外観察で、
土手に生えている草の説明を行った。
写真右上は、協会主催の防災植物教室で学習参加者が採取してきた
イタドリやギシギシ ヨモギ スイバ スギナなどが見られる。
下右は防災植物講演会。下中は防災植物の料理教室。
・・・と活発な活動を展開していて、
教えてくれた友人の石川さんもメンバーだと聞いている。
SDGsの視点に立てば、世界に影響力を与える取り組みで、
南海トラフ地震により、食べ物が無くなった場合、1.2.3.4.15.17.
などは関連していて、条件によっては、それ以外も関連してくる。
これら持続可能な取り組みは、江戸東京野菜等の伝統野菜と同じで・・・・、
「防災植物 簡単レシピ」には、ポリ袋サラダ、生春巻き、
シロツメクサの天ぷら、ヨモギのホットケーキ、
ミツバごはんが掲載されている。
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高知県の四万十にお住いの斉藤さんのように、生活圏に生えている
安全な野草を普段から、場所を知っておくことは大切だ。
南海トラフ地震の危険地帯の各県では、「日本防災植物協会」の
市民レベルの取り組みを広げていくことが大切だ。
東京のような都市では、コンクリートやアスファルトで覆われ
河川の土手、スポーツグランドや公園の周辺等には、
食べられる野草があるのかもしれない。
朝晩、愛犬にオシッコをさせるために連れている人を大勢見かける。
犬のオシッコがかかった野草はと、敬遠する人も多いと思うが、
食べるものが無くなった場合は、そんなことは言っていられない。
東京では野草も周辺の各県から購入することになるのだろうか。
日本防災植物協会では本日総会が開催された。
追録
4月20日号の農業共済新聞(全国紙)に掲載されていたの
読み飛ばしていたが、掲載紙が出てきた。
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