創建820年を祈念して滝野川ゴボウの播種祭が執り行われたことから、
地域の小学生に地元の伝統野菜・滝野川を知ってもらうことも
重要だとして、各校にプレゼンを行ってきた。
お陰で、区立谷端小学校で行ったのをはじめ、ゴボウの花が咲く
区立滝野川もみじ小学校で実施し、先日は、滝野川第三小学校の、
關口泰正校長先生にプレゼンをして、地域の様子も見てきた。
「滝三小」の校舎が建っている。
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正門から校庭に入ると、右側が「きたさん幼稚園」になっていて、
プランターに「滝野川ゴボウ」が植わっていた。
關口校長が園長もされていて、お会いしたので、
そろそろ間引きの時期ですねと、申し上げた。
小学校のグリーンカーテンは、更に伸びて花が咲いていた。
クラスごとに、2時間行った。
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先生には、話を聞きっぱなしにしないで、メモが出来るように
お願いしていたので、生徒たちはノートを開いていた。
授業は、東京の農業から始め、江戸の代表的な野菜で、滝野川でも
栽培されていた、練馬大根、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジンの話へ、
生徒を指名して発言させ、授業への集中力を高めた。
滝野川地区を流れる石神井川の源泉について・・・・、
滝の川から、音無川へ・・・
副読本を活用して、北区には1か所となった農地を紹介、
同校の通学地域、滝野川1丁目から通ってくる生徒に、
ごぼう坂を知っているかを確認した。
生徒達は、地元のことで、初めて聞く話は、盛んにメモっていた。
1組、2組共に、授業は盛り上がった。
担任の先生に聞くと、滝野川ゴボウはまだ種を蒔いていないが、
幼稚園脇の圃場で作物が植わっていない場所があるので、
耕してそこを活用するということだった。
追伸
授業は令和4年度都市農業機能発揮支援事業(農林水産省)
を実施する都市農地活用支援センターから「アドバイザー」として
派遣された。
追録
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飛鳥山は、八代将軍徳川吉宗が桜を植樹したのにはじまり、
享保5年には桜の他、楓・松の植栽を進めた。
この地域の産物、練馬大根、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジンの
レプリカが展示されていた。
特に滝野川ゴボウの古いタネ袋が展示してあった。
2024年に1万円札になる、北区が生んだ澁澤栄一は、
王子駅にも描かれている。
荒川線の王子駅の裏に、石神井川が流れていたような形跡があるが、
本流は突き当りを右から左へ、隅田川に向かって流れている。