2022年06月27日

滝野川第三小学校の3年生に、北区の農業や滝野川ゴボウなど、出前授業を行ってきた。


滝野川ゴボウの地元小学校への出前授業は、3月に瀧野川八幡神社の
創建820年を祈念して滝野川ゴボウの播種祭が執り行われたことから、
地域の小学生に地元の伝統野菜・滝野川を知ってもらうことも
重要だとして、各校にプレゼンを行ってきた。

お陰で、区立谷端小学校で行ったのをはじめ、ゴボウの花が咲く
区立滝野川もみじ小学校で実施し、先日は、滝野川第三小学校の、
關口泰正校長先生にプレゼンをして、地域の様子も見てきた。





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同校は、JR王子駅から、飛鳥山を超えて、都電荒川線の線路際に
「滝三小」の校舎が建っている。

上の画像をタップする。
正門から校庭に入ると、右側が「きたさん幼稚園」になっていて、
プランターに「滝野川ゴボウ」が植わっていた。
關口校長が園長もされていて、お会いしたので、
そろそろ間引きの時期ですねと、申し上げた。

小学校のグリーンカーテンは、更に伸びて花が咲いていた。






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3年生の授業は、9時45分からで2クラスを、
クラスごとに、2時間行った。

上の画像をタップする
先生には、話を聞きっぱなしにしないで、メモが出来るように
お願いしていたので、生徒たちはノートを開いていた。

授業は、東京の農業から始め、江戸の代表的な野菜で、滝野川でも
栽培されていた、練馬大根、滝野川ゴボウ、滝野川ニンジンの話へ、

生徒を指名して発言させ、授業への集中力を高めた。

滝野川地区を流れる石神井川の源泉について・・・・、
滝の川から、音無川へ・・・
副読本を活用して、北区には1か所となった農地を紹介、

同校の通学地域、滝野川1丁目から通ってくる生徒に、
ごぼう坂を知っているかを確認した。

生徒達は、地元のことで、初めて聞く話は、盛んにメモっていた。
1組、2組共に、授業は盛り上がった。

担任の先生に聞くと、滝野川ゴボウはまだ種を蒔いていないが、
幼稚園脇の圃場で作物が植わっていない場所があるので、
耕してそこを活用するということだった。


追伸
授業は令和4年度都市農業機能発揮支援事業(農林水産省)
を実施する都市農地活用支援センターから「アドバイザー」として
派遣された。



追録


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帰りは飛鳥山にある博物館に寄ってみた。

上の画像をタップする
飛鳥山は、八代将軍徳川吉宗が桜を植樹したのにはじまり、
享保5年には桜の他、楓・松の植栽を進めた。

この地域の産物、練馬大根滝野川ゴボウ滝野川ニンジン
レプリカが展示されていた。
特に滝野川ゴボウの古いタネ袋が展示してあった。

2024年に1万円札になる、北区が生んだ澁澤栄一は、
王子駅にも描かれている。






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上の画像をタップする
荒川線の王子駅の裏に、石神井川が流れていたような形跡があるが、
本流は突き当りを右から左へ、隅田川に向かって流れている。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 滝野川のゴボウ、ニンジン
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