2022年07月04日

第83回「江戸落語を食べる会」隅田川馬石の「唐茄子屋政談」を聞いてきた。


暑いさ中に1時半に待ち合わせて、日比谷公園近くの
シーボニアメンズクラブに伺ったことは報告したが、歌舞伎座には
地下鉄を利用するには、乗り換えだけで面倒だからと、
走ってきたタクシーを止めた。

それでも、開会には時間かあったので、歌舞伎座内の
喫茶店で過ごした。

前回は三遊亭兼好師匠の「千両みかん」だったが、今回第83回
「江戸落語を食べる会」は、隅田川馬石師匠の「唐茄子屋政談」だ。





1-1.JPG

上の画像をタップする
会場の歌舞伎座の3階花篭には、浦和の森川洋一さんも来られ、
伝統野菜プロジェクトからは、草間壽子代表、脇ひでみさんが
参加された。





2-1.JPG

今回の出し物は、
前座の、桃月庵あられ「真田小僧」

隅田川馬石師匠は
一、「浮世床」

中入り
二、「唐茄子屋政談」

六代目 三遊亭 圓生の話しによると、政談が生まれたのは
大正の末頃、四代目柳家小さんが小三治の頃、明治38年に
創設された落語研究会で出したという。

当時、「唐茄子屋」と「火事息子」は初代円右の独壇場で、
噺は面白いから誰もやる者はなかった。
大阪の噺で「南瓜屋」という噺があるが、それを直して、

円右の唐茄子屋と区別するためにつけた名前が
「唐茄子屋政談」だったと云う、しかし、政談などと
云っても、奉行所のお白州の噺は聞いたことはないという。





3-1-8.JPG

今回は、唐茄子屋政談だから、内藤カボチャがあれば
良かったが、今花が咲いている最中だから、寺島ナスになった。

上の画像をタップする
寺島ナスは、立川の清水丈雄さんが栽培したもの。
中入りの休憩で、会場でスタッフがポスターをもって案内した。

入り口で販売をしたが、いつも江戸東京野菜を買っていただく
奥様方が並んでいただいた。





4-1.JPG

御料理献立
右上、だし巻き玉子 蒲鉾 鶏松風 姫さざえ 茗荷寿司
 中上、里芋 合鴨の葛たたき ヤングコーン 麩 小結白滝 
寺島茄子煮
 右下、米なす田楽 利休味噌 海老 楓ピーマン ウニ木の芽
 中下、海老真丈磯部揚げ しし唐 酢橘

 左上、南瓜ご飯 
左下、和牛ステーキ ペニ玉 ミニアスパラ かぼす 水饅頭
お茶とスイーツは横濱煉瓦ショコラ

江戸東京野野菜「寺島茄子」
現在の東向島辺りは、かつて「寺島」と呼ばれ、早生なすの産地ヒして
知られていました。寺島茄子は「蔓紬千成」の種から
平成二十一年に地元の小学校で茄子の栽培は復活した。




5-5-5ャ.JPG

次回、7月30日(土)は、五街道雲助師匠
8月31日(水)は、古今亭文菊師匠




参考
六代目 三遊亭圓生の唐茄子屋政談
四代目三遊亭小さんの「かぼちゃ売り」。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック