講座では、この季節に収穫される、寺島ナスや鳴子ウリの
試食をすることになっていた。
江戸東京野菜を理解するには食べる事も重要で、
コンシェルジュ協会が実施する講座では、必ずその季節に
収穫される江戸東京野菜の試食のコーナーを設けている。
今回は「食材としての江戸東京野菜」の上原恭子理事と、
栽培した渡邉和嘉理事が説明を行った。
司会進行で、まず渡邉理事から、栽培について話された。
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上原理事は体調の関係で、自宅からインターネットのズームで、
会場と繋いだ。
試食直前に放射状に切った生の寺島ナスをそのまま試食、
上と下、中心と外側など味わいの違いを確認してもらいます。
寺島ナスのから揚げマリネ(左下)
揚げる直前に半分にカットした寺島ナスの切り口を下にして揚げ、
醤油、酢、砂糖、水のマリネ液に漬けてあります。
寺島ナスのキャビア風(右上)
蒸して皮を剥き刻んだ寺島ナスとみじん切りのアンチョビ、
黒オリーブ、ニンニク、セロリをオリーブオイルで
ねっとりするまで炒め、冷めてからカリカリに焼いて
バゲットに乗せました。
蒸し寺島ナスのホワイトバルサミコサラダ(右下)
蒸して皮を剝き4等分に切った寺島ナスを水塩と
ホワイトバルサミコで調味し、泉州新玉ネギとツナを
加えてオリーブオイルを混ぜ合わせました。
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会場の後ろで、松嶋あおい理事とコンシェルジュの
若林牧子さんが、上原さんが料理した試食の手伝いを
していただいた。
「ルバーブジャム」と「なつはぜジャム」と、渡邉さんの
「鳴子ウリ」に、「大泉のハチミツ」が、出された。
「大泉のハチミツ」は、大泉の村田農園で渡邉さんが
養蜂を行っているもの。
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鳴子ウリは、放射状に切った鳴子ウリを上と下、中心と外側
等、味わいの違いを確認してもらいます。
味見後は、大泉のハチミツで甘みをプラスして。
大泉産のハチミツ、
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檜原の観光土産のルバーブのジャム、なつはぜのシャム、
メープルシロップは、鈴木さんが作っているもの。
更に、鈴木さんが栽培したおいねのつるいもと、白岩ウリ。
展示した食材を見に集まった皆さんに説明する鈴木さん(左端)
これらについては、この後、
「ベテラン農家は語る」で、話している。
持ってきていただいた。
手島さんは、馬込半白キュウリと、馬込三寸ニンジンの種を
系統維持のために栽培している。
展示頂いた中国キュウリについて、伺うと。
1990年代に、東京大学と北京大学との交流があった時に頂いた種が、
弥生キャンパス(農学部)の冷蔵庫にあったことから、7年前に
農学部の教授から渡され、毎年栽培を行っているものだという。