2022年08月01日

江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事の追悼によせて。


江戸東京野菜コンシェルジュ協会の上原恭子理事が、
7月22日にご逝去されました。享年69歳、肝臓癌と伺っております。

これからも、江戸東京野菜コンシェルジュ協会の発展に向けては
なくてはならない方で、早すぎた鬼籍への旅だちは、
残念でなりません。

生前は、東京の農業振興、江戸東京野菜の復活・普及に尽力をされ、
特に江戸東京野菜の味を多くの皆様に知って頂くことに
心血を注がれました。

私のもとにも、多くの方々から、
ご逝去を惜しむ言葉が寄せられております。

ここに、これまで上原さんが活躍した一端を振り返って、
皆さんと共にご冥福をお祈り申し上げたいと思います。






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「東京味わいフェスタ2018」小池百合子東京都知事と

上の画像をタップする。
この7月16日に行われました「はじめての江戸東京野菜講座」の
「食材としての江戸東京野菜」のパートでは、前日にご自宅で
調理した試食30人分を会場に運び、講座はご自宅からZoomで
参加されましたが、しっかりした声で解説を頂きました。

19日にブログ掲載用のレシピを電話でお願いすると
「レシピですね、すぐ送ります。」の返事で、メールで送って
頂きましたが、それが最後になってしまいました。

上原さんが調理した、寺島ナスのお料理は、
我々スタッフも美味しくいただきました。
思い出すと理事になる前から、寺島ナスの普及をして頂いて---

当ブログでは、「上原恭子の江戸東京野菜を美味しく食べよう」が、
昨年2月から始まったばかりでしたが、5月の川口エンドウは
思い入れが強くて3回にもなってしまったと笑っていました。







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上の画像をタツプする
そもそも講座の試食は、2013年7月の江戸東京野菜の講座で、
上原さんがはじめて取り入れました。
以後上原さんは、事前に生産者を訪ねて食材を入手するなどして、
それを自宅で調理して、会場に持ち込んでいました。

回を重ねるごとに試食のクオリティーも上がって、ごはんやパンも
活用するようになっていきました。






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上の画像をタップする
2015年からは消費者対策として、JR錦糸町駅ビル「テルミナ」での
トークショーを実施して、2018年まで続きましたが、
新型コロナの感染拡大で、以後中止になってしまいました。






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コンシェルジュの資格保持者を中心に、手に入りにくい
江戸東京野菜の味を知っていただこうと、
江戸東京野菜のセット販売を実施していましたが、

上の画像をタップする
2016年から新企画として、生産者の渡戸秀行さんとタイアップした
「江戸東京野菜の山分け収穫体験」は好評でリピーターもいて、

これまで6年間継続しています。2018年からは上原さんが企画して
収穫作業が終わった参加者にすずしろ汁を提供しています。

消費者を対象とした、農協観光協会と渡戸秀行さんの
コーディネイトを担当され、これも5年間継続しています。








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上の画像をタップする
「千住ネギの野焼きを楽しむ会」は、2018年に第1回が
開催されたが、上原理事が井之口さんに
お願いして始まりました。

夏の冨澤ファームでのBBQにはご主人の隆一様にも
協力頂きました。


いずれも新型コロナの影響でその後は中止されています。






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上の画像をタツプする
2019年には
「edoTOKYO831女子隊懇親会」を企画、「押上よしかつ」で
コンシェルジュ同士の交流と個々の活動の活発化を促しています。
このように、卓越したリーダーシップを発揮いただき、
会員の結束と協会の発展に尽力されました。

参考 「江戸東京野菜の物語」刊行に当たっては協力を頂き
(平凡社のインタビューに応えられています。)


ここに改めて、心から哀悼の意を表しますとともに、
安らかにご永眠されますようお祈りいたします。
posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業
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