お手伝いをしていることは2022年1月から掲載している。
私立聖学院高等学校の1年生が、滝野川ゴボウ茶を
商品化するため、起業したと云うので、播種祭の時に会いに来た。
また、北区立谷端小学校では、滝野川ゴボウの授業を行ったことは
報告したが、その後、清水智子校長から電話を頂き
学校給食で、生徒たちに食べさせたいと云う相談も受けている。
そんな中で、協会顧問の向笠千恵子先生から、滝野川ゴボウを収穫
しているところを見ることはできないかと、電話をもらっていた。
確認すると、7月末から8月初めに収穫すると云う。
7月中旬に再度電話をして8月5日に伺うことになり、小平駅で
待ち合わせをしたが、浅草葱善の田中庸浩社長が車を出してくれた。
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江戸東京野菜を栽培するきっかけは、地元小平の宮寺光正さんから、
品川カブや、伝統小松菜、三河島菜なども勧められて栽培をしていた。
滝野川ゴボウ栽培のきっかけは、と云う向笠先生の質問に、
かつて小平はゴボウの産地で、昔ゴボウ栽培の農家は、
畑そっくり牛蒡屋に売り渡すシステムだったと先代から聞いたと云う。
大正の頃、畑のゴボウを抜いて持って行った、午房屋が
忘れていった「掘棒」が、納屋にあったのを見つけ、誰もやらない
農業をしようと、滝野川ゴボウの栽培を始めたという。
当ブログでは、当時取材している。
岸野さんが、ゴボウを掘るのに購入したトレンチャーが
しまってあった。
このトレンチャーで掘っているところを八百屋塾の皆さんに
見せたことがあったので、トレンチャーで掘ると思っていたが、
掘った穴が狭いので、腰を痛めてしまったとかで、
現在はユンボで掘っているという。
トレンチャーと違ってユンボは、穴が幅広く掘れ、穴で体が
自由に動かせることから、穴に入り掘棒で根の脇を崩して抜き取る。
今でも掘棒は便利に使っていた。
地元小平市の学校給食を初め、需要が多いことから、
私立聖学院高校の生徒や、北区立谷端小学校の給食用の件について、
心配していたが、受けてくれるようだ。
折った切り口はすぐに色が変わっていった。
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滝野川ゴボウは香りも強く、太いものより細い方がより強かった。
大原賢士さんが栽培しているもの。
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大原さんは、5年前に岸野さんの畑を借りて就農した。
JAの直売所やスーパーなどにも出荷していて、
枝豆とジャガイモの出荷準備をしているところだった。
追録
三國シェフのYoutubでも、岸野農園を紹介している。
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