2022年08月08日

向笠先生の江戸東京野菜産地視察は、小平市の次は、立川市と府中市に案内した。


向笠千恵子先生を、滝野川こぼうの生産者・岸野昌さんの農園に
案内したが、折角北多摩まで来られたので、近辺をご案内した。

岸野さん以外は急な事だったのて、圃場は了解をとって見せて
いただいたが、生産者のご都合がつかずお会いできなかったので、
私が分かる範囲で説明した。





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府中御用ウリと、鳴子ウリの名で、復活栽培をしている、
府中市西府の石川孝治さんに電話て様子を伺っていた。

上の画像をタップする
今年は、果実が大きくなる時期に高温と雨が降らないなどの影響で、
果実が小さいと話をされていたが、

葉は青々していたし、ヘタ落ちしている真桑うりは少なかった。

長年栽培にはご苦労をされていて、NHKで紹介している。

火曜日には、地元市立中学校の先生方が視察に来ると云う。






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府中での御用ウリ栽培復活は、2011年に計画した。
それは岐阜県本巣市に「マクワウリ栽培研究会(旧真正町)」が、
江戸に伝わった真桑ウリを保存継承していることが分かったからで、

2012年8月に、飛騨・美濃伝統野菜のシールが張られた真桑ウリを
入手することが出来たことから、皆で美味しく頂いた。

翌年には石川さんと、府中にある都立農業高校の大谷敦子先生に栽培をお願いしていて、8月には府中御用ウリとして収穫された。

江戸時代には、新宿の柏木では鳴子ウリとして栽培されていて、

そのことは先日書いた。






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これより先、岸野農園の次に寄ったのは、立川市幸町の清水丈雄さん
のナス畑だったが、清水さんにはお会いできなかった。

畑には、米ナス、サラダナス、水ナス、長ナス、庄屋大長ナス、
千両二号ナス、そして寺島ナスを栽培している。

規格に厳しい清水さんは、揃えてパック詰めしていて
消費者には信頼されている。

何年か前に、東京うどの生産者須崎雅義さんが元気な時に、
案内したことが有ったが、覚えておられた。






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丁度、昼食の時間になったが、向笠先生から、前に来たことのある
うどん屋さんが良いと云うので、どこか思い出せなかったが、
須崎さんの畑の隣にある「立川甚五郎利静庵
だったことを思い出した。

武蔵野うどんの糧うどんを注文した。
店には丁度12時に入ったが、店内は空いていた。
少し遅れたら並ぶところだった。


この後、府中の石川さんの畑を案内して、府中駅で下してもらったが、
向笠先生たちは、国立インターからお帰りになった。


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
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