2022年08月24日

河村さんが収穫したまくわうりに交じって、鳴子ウリも "マクワウリの選手権" に加わった。


府中市で江戸東京野菜の真桑ウリを栽培している石川孝治さんから
真桑うりを分けて頂いたことは、当ブログで報告した。

8月6日のfacebookでは、練馬区大泉の渡邊和嘉さんが、鳴子ウリの復活栽培をしているが、収穫した真桑ウリを西武池袋線大泉駅近くの、
「小料理石井」に収めたところ、かき氷にしてお客に出している
ニュースを掲載したら、それを読んだ河村卿子さんが、
「種が欲しいハート
と書き込んでいただいたので、印象に残っていた。

この真桑ウリ、シャーベットとしてNHKが紹介してくれている。

その後、フードジャーナリストの向笠千恵子先生を、石川さんの
真桑ウリ畑に案内したが、葉が青々していて8月中下旬に収穫期を
迎えたので、河村さんに食べてもらおうと、同じあきる野市の
「ゆっくり農縁」園主石川さんの案内でお持ちしたもの。





1-1-.JPG

河村さんは、ライフワークで固定種の伝統作物を栽培している
陶芸家で、昨年、石川さんと伺っている。

上の画像をタップする
河村さんはご自分で、"まくわうり選手権" を
されている熱の入れよう。

一般的に、まくわうりは、「甜瓜」と書くが、
府中御用瓜と、鳴子瓜は真桑瓜だ。
これは、織田信長の領地・美濃の真桑村から生まれたものだからだ。





2-1.JPG

河村さんは、食べ比べをしましょうと家に入ると、
冷えたマクワウリを持ってこられた。
写真右から、ナリクラマクワ、タイガーメロン、白梨ウリ、
ナリコママクワだ。

上の画像をタップする
それに完熟した鳴子ウリを剥いてもらった。


河村さんは、facebookで早々に紹介している。






3-1-8.JPG

タイガーメロンを剥いて頂いた。

上の画像をタップする。
後で菜園も見せてもらったが、タイガーメロンは草の中に
隠れるように生っていた。

河村さんの話では、これまでシルクロードメロンやサンライズメロンを露地で栽培していたが、病害虫の問題などで露地栽培は難しく、
最終的にマクワウリ栽培に落ち着いたという。







4-1.JPG

白梨ウリを剥いていただいた。
冷えていて、サクサクした食感で甘い。

上の画像をタップする
菜園には、白梨うりと、ナリコマウリが草むらの中に生っていた。






5-1.JPG

これ百均で買ってきたステンレスのザル、
幼苗のうちはこれで十分だという。

上の画像をタップする。
マクワウリの下にはよく見ると素焼きで作ったウリの台。
私は陶芸家だから作ったという。

マクワウリの下には、稲わらを敷くが、長雨が続くとそこから病原菌が
発生するからこれなら、心配ないという。
食品が入っていたプラスチック容器も試してみたようだ。







6-1.JPG

菜園は、前回も見せていただいているが、この季節は初めてで、
栽培しているものを説明をしてもらった。

上の画像をタップする
イタリアの丸ナス、フィレンツェナスだそうで、
種採り用が下がっていた。






7-1.JPG

ジャックと豆の木に出てくるように10b伸びるというムクナマメ
黒い花が咲いていた。
L-ドーパを多く含み、パーキンソン病にも効果があるという。

上の画像をタップする
左から、オクラ、おおまさり(落花生)、空心菜、
シナモンバジル、岐阜の宿儺かぼちゃ等、珍しいものが多い。






10-1.JPG

河村さんは、無農薬の種交換のモデレーターをされているようで、
全国から種が寄せられていた。
種の交換会が行われているようで、珍しい種が集まっていた。

上の画像をタップする
中には、美濃の真桑瓜の種もあった。


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸のマクワウリ各種
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック