カブについて話す機会を頂いた。
同校には4年生の出前授業として、地元の伝統野菜で江戸東京野菜の
拝島ネギについて依頼されて実施したことは当ブログで紹介した。
今回の出前授業については、拝島ネギの打ち合わせの段階で、
校長先生から出た話で、5年生にはカブの栽培を、
地元の農家の方の指導で実施したいと伺った。
江戸東京野菜には、金町コカブの丸いカブと、品川カブという
大根のような形のカブがあるので、比較するのも良いと提案した。
のでは、外の光が入って映像が分かりづらいので教室でモニターを
使って、1組と2組を別々に授業をすることをお勧めしていた。
生徒をモニターが見やすいところに移動させた。
授業のテーマは、「江戸東京野菜には物語がある」で、
「昭島はかって農村だった」ことから入った。
10カ村から成っていて、拝島大師に行き交う奥多摩街道沿いに
点々と集落があり、農地が広がっていた。
明治26年それまで神奈川県だった多摩地区が東京に編入された。
昭島の10カ村も神奈川県だったことに驚いていた。
昭和3年に拝島村を除いた9カ村が合併した。
丁度、元号が昭和になったことから、昭和村と名付けられた。
4年生が拝島ネギを知っていて5年生が知らないのではと
昭島農業の中で、拝島ネギについても触れて紹介した。
野菜栽培の他、多摩川沿いには水田が、ブルーベリーなどの果樹、
養鶏にシクラメンなどの鉢花栽培と、昭島には各種の農業がある。
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前段が長くなったが、カブの話しは金町コカブから入った。
特に、品川カブは、江戸時代の文化元年(1804)に著された
『成形図説』には越冬用漬物として紹介されている。
質問すると、大勢の手が挙がって、葉っぱが違うと理解していた。
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品川カブは、地元品川では品川カブ品評会が開催されて、
小学校などでの栽培が行われている。
青森県むつ市川内の船が、江戸の前海で沈没した時に、乗組員を品川の漁師たちが助けたことから、品川汁が生まれた話を紹介した。
金町コカブと品川カブの播種の授業は、15日にカブ栽培を
したこともある井上泰男さんが行う予定になっている。
追録
5年生がカブ栽培をする農園はここ。
追伸
松嶋あおいさんが授業参観に来ていた。
「わくわく都民農園小金井」で「こども農園」を実施している
渡邉裕樹さんに光華小学校の授業参観にお誘いしたそうだ。
都合がつかなかったが、眞砂野校長は、良く存じ上げていると云う。
校長先生にお伝えしたら、懐かしがっていた。
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4年生の拝島ネギの圃場を見せてもらったが、夏休みで繁茂した
草は抜かれていたが、木野光太郎さんが栽培指導をしているので、
指導を仰ぐ必要がある現状だった。