高田馬場シニア活動館では、2022年第1回「新宿野菜サロン」として、参加者を募集して「江戸東京野菜」などを栽培してきたが、
4月から始まった第1回「サロン」では、夏野菜を栽培してきたが、
ここで収穫期を迎えたことから、食べる講座を行った。
古平さんは、「都市農地活用支援センター」に相談したことから、
アドバイザーの松嶋あおいさんを紹介されたもの。
松嶋さんは江戸東京野菜コンシェルジュ協会の理事で、
地元小金井市で食育活動をされているから適任だった。
以下、松嶋さんにインタビューした内容を掲載。
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なるべく少ない調味料で手間をかけずに作れるよう、市販の
割烹白だしとかんたん酢を使用。
どちらも「冷蔵庫にあるわ〜!」との声が上がりました。
この会場は、隣に調理場があり、
シャッターを上げると、両方の部屋がつながる形式。
普通の西洋カボチャと食べくらべると・‥
きめ細かくしっとり滑らかな口あたり。
プリンやケーキなどのお菓子にも使える。
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西洋カボチャは皮が厚く、ホクホクした食感。
内藤カボチャはキメ細かく、しっとりしている。
角切りにし皮を少しむき、ひたひたの水から柔らかくなるまで煮て、
ミキサーにかけ、白だしと牛乳を加える。
お好みで砂糖(みりん)を加え温める。冷やしてもおいしい。
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すり流しをアレンジして、割烹白だしと牛乳を使って
和風ポタージュに。
内藤カボチャはなめらかな口当たりに仕上がります。
試作の内藤カボチャより追熟が進み甘味が増していたので、
砂糖やみりんは使わずでした。彩りに青ネギを入れたところ
「バエるね〜」と皆さん写真を撮っていました。
薄切りにして油を引いたフライパンで両面に焦げ目がつくまで焼く。
熱いうちに薄切りにした紫玉ねぎと一緒に調味酢に漬ける。
彩りに内藤トウガラシを加える。
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内藤カボチャの色が引き立つように紫玉ねぎを使用。
予め紫玉ねぎをかんたん酢に漬けて冷やしておき、油で焼いた
内藤カボチャを熱いうちに入れることで、
短時間でもしっかり味が染みます。
焦げ目の香ばしさと酸味が良く合います。
【細切りベーコン炒め】
皮つきのまま細切りにして、ニンニク、ベーコンと妙め、
塩、胡椒する。黒ゴマをふる。
豚バラ肉とオイスターソースで妙めてもおいしい。
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皮つきのまま細切りにした内藤カボチャを、ベーコンと一緒に
にんにく風味で炒め、皆さん辛いのが平気とのことで、
内藤トウガラシを刻んで加えました。
「思ったより辛いけどおいしい!」との評価をいただきました。
仕上げに黒ゴマを振って、栄養価も見栄えもアップ↑。
上記のほか・‥
マッシュしてクリ−ムチーズと和えてディップに。
細切りにしてゆで、塩とごま油でナムル風の昧つけなどもお勧め。
内藤トウガラシ
赤くなったものを干すほか、青唐辛子のうちに収穫し、柚子胡椒や
酢漬け、醤油漬けにしておくと便利。種を除くと辛みを抑えられる。
葉は枝からはずし、ざく切りにしてごま油と妙め、
みりんと醤油で煮るとよい。
華やかな香りで甘みは少なくさっばりした風味がするが、
これはヘタ落ちした完熟の鳴子ウリのこと、
今回の鳴子ウリは、ヘタを鋏で切ったものだけに、
香りはしなかった。
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しかしメンバーは、完熟の鳴子ウリは7月に来館して食べているので、
鳴子ウリについては理解していた。
シロップ漬けでデザートに。
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鳴子ウリポンチ
高田馬場シニア活動館では、
10月から始まる第2回の新宿野菜サロンの募集を行うという。
栽培する江戸東京野菜は古平さんから相談されている。
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サロンメンバーには、同館で収穫された内藤カボチャが
お土産となったが、大きさに差があるために、
公平を規すためにジャンケンが行われた。
皆さん内藤カボチャと鳴子ウリを持ち帰って
「さっそく作ってみるわ!」と言っていただきました。
大竹会長の講座で知識を得てから実際に食べることで、
印象深い試食会となりました。
江戸から東京へと時代を通して、今に種をつないできた野菜たち・‥
おいしく食べていただければ嬉しいです。