2022年10月25日

今年新規就農して「江戸東京野菜に挑戦」の井原さんを、武蔵村山の市街化調整区域の畑に訪ねた。


10月15日(土)の日本農業新聞のワイド首都圏版に、
「江戸東京野菜に挑戦」〜東京都武蔵村山市新規就農の井原さん〜
”無農薬で20品目” の
タイトルでJA東京みどりの記事が掲載されていた。

新聞折込の広報紙「クローバー」といい、JA東京みどりの広報では
江戸東京野菜を積極的に掲載していたので、坂巻宜政広報係長に
電話で、井原尚哉さんを紹介してほしいと依頼していた。

井原さんを取材した、對馬奏さんが、迎えに来てくれた。
對馬さんは、今年2月に中神小学校での拝島ネギの播種の取材
来てもらっている。




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記事には、武蔵村山で今年新規就農したとだけだったので畑はどの
辺りかと思っていたら、武蔵村山市の残堀・中原地区に広がる
市街化調整区域内農地の「多摩開墾」と呼ばれる地域に25a。

広い農地が、細かく区分されているからどこが井原さんの畑が
分からないが、對馬さんは取材に来ているから
井原さんとは畑で待ち合わせをしていた。

上の画像をタップする
昨年、岡本健一さんの畑を紹介しているが、岡本さんの畑よりも
横田基地の米軍専用ホテルが近く見える

畑の隅に資材などを置く小さなハウスがあっさた。






上の動画は 拡大.JPG右向き三角1を押す。

對馬さんのタイトルにもあった、江戸東京野菜が栽培されていて、
滝野川大長ニンジンだと教えてくれた。

花が咲いているのもあった。

馬込三寸ニンジンも栽培している。

井原さんは武蔵村山市で、親と同居しているが、専門学校を出て、
思うところがあって有機農業をやろうと、ネットで調べて
茨城県稲敷郡阿見町のひさまつ農園で働いた。

同農園は、ハウスで大葉と、露地でネギを栽培していたことから、
無農薬、無肥料農業を学んだもの。

その後、瑞穂町で援農、今年の春から、東京都農業会議の指導もあり、
地元武蔵村山の地で新規就農したと云うもの







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畑の周りはアブラムシ対策で、わい性ソルゴーを植えているので、
ソルゴーを分けて畑に入った。

八丈オクラが栽培されていた。

上の画像をタップする
江戸東京野菜の、のらぼう菜、砂村ネギ、内藤トウガラシ、
江戸東京野菜ではないが、野口のタネで購入したと云っていたが
栃木県の白皮砂糖南瓜もたくさん転がっていた。




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上の画像をタップする
少し離れた畑には、三河島枝豆を大豆にしていた。
大豆で味噌を作るとか話していたが、昭島市では「拝島ねぎみそ」
が販売されている。

小麦を蒔いていたので、東京には歴史伝承作物として、
ビール麦の金子ゴールデン宗兵衛裸麦があることを紹介した。







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伝統小松菜、三河島菜、

上の画像をタップする
シュンギクなどが栽培されていた。
馬込三寸ニンジン、滝野川ごぼう、練馬大根、亀戸大根、
伝統大蔵大根、金町コカブ、しんとり菜、馬込三寸ニンジン、
東京べか菜などを栽培するという。

収穫した江戸東京野菜は、武蔵村山の「みどりっこ」の他、
ララポート、わくわく広場で販売している。


追録
今月28日から30日まで、"東京味わいフェスタ2022"
が開催されるが、滝野川大長ニンジンを展示用に御願いした。



posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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