「江戸東京野菜に挑戦」〜東京都武蔵村山市新規就農の井原さん〜
”無農薬で20品目” の
タイトルでJA東京みどりの記事が掲載されていた。
新聞折込の広報紙「クローバー」といい、JA東京みどりの広報では
江戸東京野菜を積極的に掲載していたので、坂巻宜政広報係長に
電話で、井原尚哉さんを紹介してほしいと依頼していた。
井原さんを取材した、對馬奏さんが、迎えに来てくれた。
對馬さんは、今年2月に中神小学校での拝島ネギの播種の取材に
来てもらっている。
辺りかと思っていたら、武蔵村山市の残堀・中原地区に広がる
市街化調整区域内農地の「多摩開墾」と呼ばれる地域に25a。
広い農地が、細かく区分されているからどこが井原さんの畑が
分からないが、對馬さんは取材に来ているから
井原さんとは畑で待ち合わせをしていた。
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昨年、岡本健一さんの畑を紹介しているが、岡本さんの畑よりも
横田基地の米軍専用ホテルが近く見える
畑の隅に資材などを置く小さなハウスがあっさた。
滝野川大長ニンジンだと教えてくれた。
花が咲いているのもあった。
馬込三寸ニンジンも栽培している。
井原さんは武蔵村山市で、親と同居しているが、専門学校を出て、
思うところがあって有機農業をやろうと、ネットで調べて
茨城県稲敷郡阿見町のひさまつ農園で働いた。
同農園は、ハウスで大葉と、露地でネギを栽培していたことから、
無農薬、無肥料農業を学んだもの。
その後、瑞穂町で援農、今年の春から、東京都農業会議の指導もあり、
地元武蔵村山の地で新規就農したと云うもの
ソルゴーを分けて畑に入った。
八丈オクラが栽培されていた。
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江戸東京野菜の、のらぼう菜、砂村ネギ、内藤トウガラシ、
江戸東京野菜ではないが、野口のタネで購入したと云っていたが
栃木県の白皮砂糖南瓜もたくさん転がっていた。
少し離れた畑には、三河島枝豆を大豆にしていた。
大豆で味噌を作るとか話していたが、昭島市では「拝島ねぎみそ」
が販売されている。
小麦を蒔いていたので、東京には歴史伝承作物として、
ビール麦の金子ゴールデン、宗兵衛裸麦があることを紹介した。
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シュンギクなどが栽培されていた。
馬込三寸ニンジン、滝野川ごぼう、練馬大根、亀戸大根、
伝統大蔵大根、金町コカブ、しんとり菜、馬込三寸ニンジン、
東京べか菜などを栽培するという。
収穫した江戸東京野菜は、武蔵村山の「みどりっこ」の他、
ララポート、わくわく広場で販売している。
追録
今月28日から30日まで、"東京味わいフェスタ2022"
が開催されるが、滝野川大長ニンジンを展示用に御願いした。