2022年10月27日

"シーボニアスペシャルナイト" 三味線江戸百景【吉原編】のディナーに江戸東京野菜が調理された。


千代田区内幸町の中日新聞東京本社ビルにある会員制の
「シーボニア・メンズクラブ」が、シーボニアスペシャルナイトに
江戸東京野菜を使いたいと云う事で、打ち合わせを行ったという
ニュースは、7月初めに報告している。

同社の田邊勉社長が江戸東京野菜について、御理解を頂いていて、
関根昭仁料理長ともお話をさせて頂いた。

この日は、田邊社長とも面識のある、江戸東京・伝統野菜研究会の
亀島由美子さんが取材担当で参加された。





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19時から Seabornia Special Night
華艶なる調べ Mini
三味線江戸百景【吉原編】は 田邊社長の司会で始まった。
70席は満席。






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長唄三味線演奏家でプロデュースをされた稀音家千鶴師匠が、
音曲師の桂小すみ師匠を紹介された。

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長唄 
風流舟揃い 都風流、吉原雀 都鳥

小唄 
夜桜

端唄
並木駒形 さわぎ 奴さん かっぽれ

小すみ師匠が “かっぽれ” を踊る。(写真右下)

その他 
冷蔵庫をたたえる唄、また君に恋してる
新内ながし 秋はうれしや





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二丁三味線のライブに先立って、田邊社長から特製ディナーとして
食べていただいた江戸東京野菜の説明を指名された。

この季節の江戸東京野菜として、10品目が調理されましたが、
その内、ごせき晩生小松菜、早稲田ミョウガ、そして江戸城濠大根に
ついて、その物語を皆さんにとお伝えした。

市販の小松菜は、中国野菜の青梗菜などと掛け合わせた交配種
伝統野菜とは、味も葉の形も異なり、全国的に一年中栽培されている。

新宿区早稲田は、水田とミョウガ畑だったが、早稲田大学が出来て
無くなってしまった。2011年に早稲田を探して、旧家の庭で発見。

江戸時代以前日比谷は海だった、桜田の渚に打ち上げられた
ハマダイコンは、濠が出来てから桜田濠一帯に繁茂している。
辛味大根で、"江戸城濠大根" と名付けて農家の栽培が始まった。


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本日のシーボニア特製和洋会席料理を調理した関根料理長を
田邊社長が紹介されたが
会場からは、労をねぎらう暖かい拍手が沸き起こった。






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17時開場だったが、田邊会長との簡単な打ち合わせもあったので
16時半に会場入りしたが、奥の個室に通され、千鶴師匠にもご挨拶。

お客様は17時にいらしゃると個室に案内され、先ずは江戸東京野菜を
使った「シーボニア特製和洋会席料理」が出される。

上の画像をタップすると ”お品書き”
田邊会長との打ち合わせも終わった所で、お客様が入ってこられた。

柏市でライフスタイルサロンファヴール主宰の佐藤愛子先生。
佐藤先生は元タカラジェンヌ。

私のお隣が、奈良からお見えのナンシーズクッキングサロンの
日比野典子先生で、ご主人は千鶴師匠と従兄とか。

先生方と同室だったのは、お料理の専門家の皆さんに江戸東京野菜
を説明するようにと、千鶴師匠と社長がお気遣いを頂いたもの。





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華艶なる調べMini
三味線江戸百景吉原編
伝統の江戸東京野菜を使った
シーボニア特製和洋会席料理

お品書き
前菜
内藤南瓜煮 柚子
滝野川牛蒡 豚バラ巻 菊の花
千住葱のムース いくら
寺島茄子 早稲田茗荷 煮浸し      

上の画像をタップすると江戸東京野菜          
滝野川ゴボウは、小平の岸野昌さん






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魚料理
金目鯛の西京漬け
はじかみ ごせき晩生小松菜
           
上の画像をタップするとごせき晩生小松菜







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肉料理
牛ヒレ肉のロースト
金町コカブ 江戸城濠大根 奥多摩山葵 山葵漬け
         
上の画像をタップすると江戸東京野菜

桜田濠は半蔵門に向けて江戸城濠大根の白い花が咲き競う






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寿司
漬け鮪 穴子煮 海老 巻物2貰 お椀

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デザート
モンブラン
伽排


追伸
佐藤愛子先生のホームページにこの日のことが掲載されていた。
佐藤先生ありがとうございました。

追伸
田邊社長のおはからいで、11月29日(火)東京新橋ロータリークラブの
例会が、新橋第一ホテルで開催されるそうで、卓話を依頼された。

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