2022年11月21日

成蹊気象観測所にキヤノングローバル戦略研究所の堅田先生に誘われて勉強してきた。


キヤノングローバル戦略研究所(CIGS)の堅田元喜主任研究員は、
江戸東京野菜の考察シリーズを発表されているが、このほど武蔵野市
吉祥寺北町で昭和元年から気象観測をしている、
成蹊気象観測所」の田中博春所長(成蹊中学高等学校教諭)に、
見学許可をいただくことができたと、お誘いを頂いた。

杉山大志先生と堅田先生とは吉祥寺のバス停で
待ち合わせて、成蹊中学・高等学校に向かった。

成蹊小学校には2020年に伺ったが、小学校は大学キャンパスの
東側にあったが、中高は野球場やトラックの西側にあった。




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田中所長「博士(理学)」は中高の教諭で、成蹊気象観測所の
六代目の所長を兼務している。

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早速、成蹊気象観測所に案内頂いた。
百葉箱と露場とからになっているが、写真を見るとかつては、
「旧理化館の脇」にあったようだ。
2度の移転があって、1986年現在の地に移転した。

回りは木々に覆われ、タヌキ、ハクビシン、フクロウなども
棲んでいて自然環境に近い。

私の子どもの頃は、どこの小学校にも百葉箱はあった。

一時期減少したが、現在は小学校の理科の授業で利用する
ため、多くの学校に設置されるようになったという。







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地上気象観測では、百葉箱の他、

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地中温度計、貯水型雨量計、感雨計、酸性雨採取ポット、
転倒升型雨量計などが揃っていて、9時時点の数値を
記録して、数年で100年を迎える。






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記録紙には、毎日30数項目も記録することになる

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校舎屋上に案内された。
高度経済成長期には大気の汚染がすごく視界が悪かった。
1963年、富士山、東京タワー、秩父連峰で視程日数観測が始まる。
1987年、新宿高層ビルと、高井戸煙突が視程日数観測に加わる。

近年は視界が良く肉眼で良く見えるので、2000年から筑波山、
2011年からスカイツリー、が加わり、最近では、赤城山、
男体山、榛名山も見える日があるという。





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成蹊気象観測所では、2002年から中学1年生による
昼の観測が理科(地学)の授業として始まる。

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気象観測室には、観測機器が展示してあった。

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環境大臣と東京管区気象台長の表彰状が掲示してあったが、

子どもの頃、義兄が気象台の予報官だったから興味を持って
拝見したが、素晴らしい取り組みや施設を見せていただいた。



追録


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1時過ぎになったが、成蹊中高から北に15-6分歩いたところに、井口良男さんの屋敷と畑(練馬区立野町)がある。
23区に1件になってしまったウド農家。
お二人を案内した。

この季節は、キャベツの収穫をして、給食に出している。

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他関連情報
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