2022年12月01日

東京家政大学の尾崎教授から依頼されて、栄養学科の学生さんに江戸東京野菜の現状を伝えてきた。


先月の末に、東京家政大学の尾崎司教授から、メ―ルを頂いた。

何でも昨年秋より、11月にオープン予定の無印良品板橋南町22と
コラボして、同校の学生たちと企画をおこなっているそうで、

その1つに、江戸東京野菜を使った親子クッキングを栄養学科の
学生達が出来ないかという企画を考えていたが、

無印良品が、江戸東京野菜を使っていることを知り、知り合いの
菊地香織店長に相談して、メールを頂いたとのこと。

メールでは、早い機会に江戸東京野菜の話を聞きたいと云うので、
午前中は、東京女子学院で内藤カボチャの調理実習が入っているが、
午後ならと伺ったもの。




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企画メンバーは栄養学科の5人だそうだが、
尾崎教授と3人の学生が参加された。

上の画像をタップする。
興味を持ってくれた学生に、江戸東京野菜の魅力を伝えるべく、
学芸大でお話ししたSDGs以外に、江戸東京野菜の物語を加えて
1時間半のパワーポイントを作って行った。






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江戸東京野菜の話の前に、2012年、家政学部栄養学科管理栄養士専攻
3年の佐竹未希さんが江戸東京野菜に取り組んでいたことを紹介した。

上の画像をタップする
すぎなみ学倶楽部で、杉並の伝統野菜「高井戸キュウリ」について、
取材をして、記事を掲載されている。






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上の画像をタップする
佐竹さんから連絡を頂いたのは2012年6月だったが、
佐竹さんと同級生の大熊はるなさんたちグルーブ「江戸東京野菜の会」の熱い思いに応えるべく、アドバイスをしている。

佐竹さんたちが、江戸東京野菜の栽培をしたいと云うので、
当時JA東京あおばの常務だった渡邉和嘉さんが指導されている。






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佐竹さんたちは、同校の宮尾茂雄教授の指導で福神漬けを作ったと
云う事で、江戸東京野菜の商品化については参考に、

上の画像をタップする
渡邉さんと一緒に、宮尾先生にお話を聞きに行っている。

佐竹さんたち「江戸東京野菜の会」の取組に、尾崎先生も興味を
持たれたようで、佐竹さんにも話を聞きたいと云われていた。



追録

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上の画像をタップする
その後、さいたま市の学校に就職したとは聞いていたが、
福岡県古賀市の広報紙に、栄養教諭として、
活躍されている一端が紹介されていた。

先日、さいたま市浦和区に講演に伺ったが、佐竹さんは
浦和区からそんなに遠くない中学校にお勤めだった。


追伸

尾崎教授が、学生の感想を送ってくれた。
江戸東京野菜のそれぞれの特徴や背景を知ることができ、
とても貴重な機会となりました。
今後、江戸東京野菜の実食や栽培、地域の方に広めるといった
活動を通して、江戸東京野菜の良さをもっと
普及していきたいと思いました。

根深ねぎは葉ねぎを燃やしたときに白い部分を食べてみたら
おいしかったため、育ててみたなど偶然できた野菜がたくさんあり、
どの野菜の物語もとても面白かった。

出荷される時や陳列されるときは形が揃っているほうが扱いやすく、
お客さんも綺麗な方を選ぶかもしれないが、形がばらばらの
ままだからこそ出せる美味しさや魅力があることを知り、
ぜひそのような野菜を手に取りたいと思った。


ありがとうございました。


posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 食育・食農・講演会等
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