「東京新橋ロータリークラブ」が実施する月例会で、
江戸東京野菜を使ったランチを、皆様に食べていただいた。
どれも、食材の特徴を生かした料理で美味しく頂いていた。
スイーツが出たところで、
司会の村上義弘幹事長から指名された。
卓話に至った経緯を説明していただいた。
田邊社長は「今回、取材で来ていただいた、亀島由美子さん
(江戸東京野菜コンシェルジュ9期)から、
「江戸東京野菜の物語」(平凡出版)を頂いて、三國清三シェフの
ミクニマルノウチに行って食べたりもした、」など・・・・・
タイトルテーマ 「江戸東京野菜の復活にかける思い」
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企業の代表の方などが多かったので、2015年に国連サミットで
採択されたSDGsの素材として、2017年に江戸東京野菜が
国連世界食糧計画(国連WFP)のツイッターで
飢餓撲滅として世界に発信された。
この時期に出荷されている江戸東京野菜で
奥多摩わさび、馬込三寸人参、砂村一本葱、金町小かぶ、
千住葱、下山千歳白菜、つる菜、わさび漬、滝野川ごぼう、
練馬大根、おいねのつる芋、内藤かぼちゃ、を紹介した。
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これら江戸東京野菜は、@季節限定で「旬」がある
A野菜本来の味がする。
B揃いが悪く、流通に乗らず栽培が減少。
C種が採れることで持続可能。
D貴重な遺伝資源を含んでいる、遺産でもある。
早稲田大学の学生を中心に結成して探しまわったが、
NHKのニュース7でも紹介された。
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最近では、昨年の7月、朝日新聞夕刊トップで、日本で絶滅した
江戸時代のワサビが三鷹市大沢の旧わさび田で発見された。
大都市東京に生きていた伝統野菜は、どれもトップニュースになる。
江戸時代、新橋の周りは日比谷の入江で海だった。
家康が来て、江戸の町づくりが始まり、
神田の山を切り崩して江戸城の堀を作った。
海だった桜田の渚に根を下ろした「ハマダイコン」が、
その後、桜田濠から半蔵濠両岸の土塁に広がっていて、
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江戸の昔から、4月には白い花を咲かせていた。
現在、練馬で「江戸城濠大根」の名で栽培されていて、
辛味大根としてそば好きに喜ばれている。
お忙しい方々なので与えられた時間内に終えたが、
皆さんスクリーンに注目して、興味深く聞いて頂いた。
田邊社長、矢濱周哉総支配人に映像で江戸東京野菜の
物語を知って頂く機会を作って頂いた。
田邊社長、矢濱総支配人、ありがとうございました。
帰り際に、ロータリアンのひとり、坂本正彦氏
(東京ワークシェア―最高顧問)から、講演を依頼された。