渡邉和嘉さん(江戸東京野菜コンシェルジュ協会理事)が、
村田農園で行われた、都内栄養士さんによる大根収穫体験の写真を
メール添付で送ってくれた。
村田農園(練馬区大泉町)は、練馬大根引っこ抜き競技大会の
第一回、第二回大会が開催された記念圃場。
日頃より東京都産農産物を学校給食で使用している都心部の
小中学校栄養士を対象に東京野菜ネットワーク(株)が主催となって、
12月11日(日)10:00から村田農園(練馬区大泉町)にて
練馬大根収穫体験を開催した。
東京野菜ネットワーク(株)の、下高湧太さんが企画。
この会には、江東エリアを中心に都内約10区の小中学校に給食用食材を
納める(有)丸幸水産(江東区)が学校への参集や流通などに
協力いただいた。
この丸幸水産は、江戸東京野菜の千住ネギを栽培している
足立の内田宏之さんの圃場でも収穫していた。
当日は品川区、江東区、台東区、荒川区の栄養士などの学校給食関係者
11名と納入業者をあわせて30名近くの参加者が集まった。
朝10時から始まった体験会は冒頭に当日の流れを説明し、
今日のメインである練馬大根について渡邉さんが説明された。
10:20頃からいよいよ始まった収穫体験では…
なんとか目標である午前中での収穫完了を達成し、
みんなで昼食休憩へ…
ブルーシートを広げ昼食タイム
村田さんでは「すずしろ汁」を参加者に振舞ったが、大好評でした。
すずしろ汁には、村田農園の練馬大根、馬込三寸ニンジン、
渡辺早生ごぼう、と、東京野菜ネットワーク(株)が集荷した、
拝島ネギ(昭島市)、里芋(青梅市)が使われた。
昼食後は全員で洗浄作業へ
参加者には必ず機械洗浄と手洗いの両方を体験していただきました。
午前中の収穫作業の影響もあってか参加者の多くは握力が無くなり、
大根を掴んで持ち上げることすら困難になっていました。
なんとか綺麗に洗った大根は12日、13日の学校給食で使用される
ため各校ごとへの分荷作業へ
農業現場のリアルを各学校で伝えるため、収穫の際に
折れてしまった大根や亀裂の入った大根も食材として、
教材として持って行ってもらった。
活動に参加できなかった学校の分も合わせて22校に約700kgの
練馬大根を出荷しました。
参加した多くの学校では、練馬区の一斉給食レシピを参考に
「練馬大根スパゲッティ」として児童、生徒に提供されました。
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今回の活動を通じて参加者からは「正直、なめていた」
「想像以上に大変だった。農家さんの苦労を痛いほど感じた」
「品種を残す、守ることの大変さを知った。
学校に帰ってから児童、生徒に伝えたい」といった
ご意見をいただきました。
今回は女性が多いということもあり、重たい作業が
体力的にきつかったようだが、
同時に達成感を感じた先生多く見かけた。