2022年12月27日

伝統野菜は食べることで次代に繋ぐことができる、長崎伝統野菜も食べたいと思っていたが、その機会を作ってくれた。


一財都市農山漁村交流活性化機構の地産地消コーディネーターとして、
長崎大学教育学部附属小学校に派遣されたことは報告したが、
21日の9時には授業の準備をする必要があるために、
前泊で20日の昼に長崎についた。

長崎には、現役時代に全国会議で何度か来ているので、
市内をぶらついてから16時にチェックイン。
ホテルは、学校の正門から50mほどの所にある
プレジデント長崎を予約していた。

授業のパワーポイントを再チェックしていたが、
小畑晃一先生からメールか入っていたのに気が付いた。
明日のメンバーで食事でもしないかというお誘い。
18時50分頃迎えに行くとあった。





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栄養教諭の山崎美奈先生の運転で、小畑先生も乗ってこられた。
途中、雲仙で伝統野菜を栽培しているという、竹田竜太さんを乗せた。
竹田かたつむり農園の園主で、大学の後輩だという。

長崎駅近くの、郷土料理の店 "割烹とし" に案内頂いたが、
そこで長崎伝統野菜育成保存会会長の中尾順光さんが仕事をしていた。
栽培した長崎伝統野菜をテレビ西日本が撮影しているところだった。

上の画像をタツプする
中尾さんの畑を見せてもらいたいと、お願いしていたが、20日、21日と
テレビとラジオの取材があるからと断られていた。
伝統野菜の栽培農家が、マスコミに追っかけられてるのはいいことだ。

後で聞いたら中尾さんとは同学年だった。






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話しに夢中になっていたから、料理の名前を聞くのを忘れた。

上の画像をタップする
長崎赤かぶ(左)の三杯酢、紅大根(右)は生のままだった。


小畑先生に、明日の流れを確認したが、伝統野菜の普及にキャラクター
づくりは生徒たちに参考になるというので、持ってきた寺島茄子之介の
Tシャツを着て生徒に見せることにした。






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長崎赤かぶや、長崎白菜のサラダは、ゆうこうドレッシングで頂いた。

上の画像をタップする
ゆうこうのドレッシングは、中尾さんも栽培している香酸柑橘。

ゆうこうは、2009年、世界スローフード協会の
味の方舟として認められました。と
長崎市の外海から隠れキリシタンとともに海を渡ったようで、
食の世界遺産となったと、この物語をお聞きしたが、知らなかった。






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竹田さんは、自分で栽培している「雲仙こぶ高菜」を持ってきて、
一枚葉を取ってこぶを見せてくれた。

上の画像をタツプする
竹田さんは、長崎の伝統野菜を栽培しているだけでなく、
全国の伝統野菜を栽培しているようだ。

三浦大根に九条ネギ、そして江戸東京野菜の「本田ウリ」も
栽培していて「旨いですねー」と。
長崎市内のレストランに供給しているという。





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辻田白菜を使った料理

上の画像をタップする。

給食で使う伝統野菜として、山崎栄養教諭が、中尾さんが栽培している以外に、西海市のゆでぼし大根を使うと話された。
それ江戸東京野菜の大蔵大根の選抜種「大栄大蔵大根」と伝えたが、
長崎では知られていないようだった。
育成者植松氏の出身地千葉県大栄町の地名を取ったもの。

江戸東京野菜の「しんとり菜」は、長崎白菜の若採りだが、
長崎との交流は昔からあったのだ。






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長崎赤かぶは、アントシアニンは色落ちして汁になじんでいて、
カブは柔らかく美味しい。

上の画像をタップする


追伸
ゆうこうの話を聞いていて、長崎と天草地方における、
潜伏キリシタン独特の文化伝承と共に、長崎に伝わった
アスパラガスや、馬鈴薯、トマト、カボチャなどが
伝統野菜として残っていないものだろうかと、ふと思った。


追録

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空港に昼頃着いた。高速バスで長崎市内に向かったが、
市内のはずれで下車したら、
東京にもある長崎ちゃんぽんの店があったので入った。

上の画像をタップする
牡蠣ちゃんぽんを註文した。

posted by 大竹道茂 at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 全国の仲間の話
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