2023年01月08日

今年は、江戸東京野菜のふるさとめぐりとして”隅田川七福神めぐり”に皆さんをお誘いした。


昨年江戸東京・伝統野菜研究会の渡邉和嘉さんと亀島由美子さん
の3人で、江戸で最も古い七福神詣と云われている、谷中七福神めぐりに行ったことを3日だったか思い出した。

今年は、江戸東京野菜のふるさとめぐりとして”隅田川七福神めぐり”を
思い立って、渡邉副代表に相談、浅草葱善の田中庸浩社長も道案内
してくれるというのでブログでお誘いしたもの。

6日は、平日だったこともあり、お勤めの方は無理だったが、
都合のついた、コンシェルジュ5名にソバリエ協会理事の松本一夫さん
松嶋さんのお友達山口克実さんの9名が参加された。





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最後は浅草で昼食をとる予定で、スタートは一番北の、
多聞寺(隅田村)で毘沙門天に参拝するため
6日9時に、上野駅中央改札前に集合して、銀座線で
浅草経由で鐘ヶ淵に向かった。

この辺りは、隅田川と荒川の堤防に挟まれた0m地帯。

鐘ヶ淵からは、江戸東京野菜の「寺島ナス」を栽培する
「たもんじ交流農園」に何度も来ている。

上の画像をタップすると、毘沙門天に参拝。
岸田正博住職も中にいらしたので新年のご挨拶を申し上げた。
山門脇に、この地に縁のある榎本武揚の毘沙門天の碑。





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事前に、たもんじ交流農園の案内をお願いしていた牛久光次理事長
(NPO法人寺島・玉ノ井まちづくり協議会)は、
仕事始めと云っていたが、時間を変更して来て写真を撮って頂いた。

上の画像をタップすると拡大
右から、松嶋さん、渡邉さん、大竹、大塩さん、山口さん、
亀島さん、松本さん、佐々木さん






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牛久理事長に、小川剛理事も見えていてご案内を頂いた。

上の画像をタップする
この交流農園、多聞寺の駐車場だった所、公共的な活用ならと、
無償で貸していただいている
砂利が敷き詰められていたところに、会員の力で都市型農業公園に
なったことに参加者は感心しきり。

主に寺島ナス等を栽培しています。

蛍の飼育プロジエクト、ウッドデッキ広場などがあり、牛久理事長は
このような交流農園を区内に広げていきたいと抱負を語った。

小川理事から、たもんじ交流農園便りvol 54vol 56
寺島茄子之介の切手を頂いた。






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次の目的地は白鬚神社の寿老人の参拝だが、途中隅田村の木母寺へ。
墨田一帯の防火壁として計画された、都営白鬚東アパート9号棟の
横にある榎本武揚の銅像、
かつて9号棟のあるところに木母寺があった。

榎本は東京農業大学を創設し、農業を発展させるためには農民の
教育が大切であると徹底した実学主義だった。





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廣重か描いた、「名所江戸百景 木母寺 内川 御前栽畑」の
御前栽畑は四代将軍家綱が食べる野菜を栽培している畑。

上の画像をタップする
内川は現在埋め立てられているが、木母寺は9号棟のある
場所から高速道路脇に移転している。

御前栽畑は、現在都が管理する広い空き地になっていて、
牛久さんたちは、ここに都民向けの交流農園を作ろう
と考えている様だ。

この辺りは、景観が良かったことから、違った構図でも
彫られていて、内川の河口と料亭の構図は他に、
雪景色や、内川上流から大川(隅田川)方面を
見た景色も残っている。
御前栽畑は、描かれてないが、橋を渡った木々の先にあった。

白鬚公園内を歩いて、白鬚神社に・・・・・
白鬚神社に、寺島ナスの農業説明板を平成9年に建立した
ことから、寺島ナスの復活劇は始まった。





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白鬚神社では、白鬚大明神の寿老人に参拝した。

上の画像をタップする
今井達宮司が社務所にいらしたので、新年のご挨拶をして、
記念写真をお願いした。
右から、田中社長、佐々木さん、亀島さん、今井宮司、
大塩さん、大竹、松嶋さん、山口さん、渡邉さんで
松本さんに撮って頂いた。
今井宮司から全員にミニの絵馬を頂いた(写真左上)

当神社に説明板を建てたことで、地域の皆さんから、
あるなら、栽培してみたい、食べてみたいの機運が高まり、
寺島ナスの復活栽培が第一寺島小学校で始まった。






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寿老人と白鬚神社について伺うと、
今井宮司がマスクを取って説明してくれた。
同神社には、寿老人の像は無く

上の画像をタップする
口髭、あご鬚をなでながら、漢字の違いを説明、寿老人は白いあご鬚を
たくわえている事から白鬚大明神が寿老人だと説明して頂いた。







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向島百花園の、かつて園主だった佐原家は、
都営になったことで、園内で「茶亭さはら」を営んでいる。
佐原滋元先生(郷土史家)に電話でお会いできるか伺うと、
体調が悪いというので、電話での新年の挨拶となった。

上の画像をタップする。
園内の福禄寿に参拝。

園内に、隅田川七福神の説明板が建っていた。






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向島百花園特製の七草籠

上の画像をタップする
何年か前に、佐原先生に七草籠を頂いたことあって、
その時に詳細に書いている。






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「正岡子規ゆかりの七草籠」があった。

上の画像をタップする
病床の子規に、伊藤左千夫は、「ほとけのざ」を「かめのざ」に
変えた木札をたて、赤いカブを仕立てた籠を贈ったという。




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献上七草籠

上の画像をタップする


この先、長命寺の弁財天は9日掲載しています。お楽しみに!

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
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