「江東の農業」を開催している。
この特別展では、「江東の農業」の歴史や特色を取り上げ、
現在の江東区につながる「江東の農業」を紹介している。
昨年の10月に同館の上村広宣次長からメールを頂いた。
11月からの企画展に関連した講演を依頼された。
江東区では、2014年5月に、船番所資料館
「川の駅・旧中川そらまめ祭り」でお話ししたのが、始めてで、
その後、2015年2月、深川江戸資料館で、
同館の解説ボランティアの皆さんにお話をしている、
2015年6月に、江東区砂町文化センター主催の
「伝統の江戸東京野菜」講座
2019年には江東区総合区民センターで、「江戸東京野菜のルーツと味」についてお話をしている
農業のまちづくり基礎講座として、「江戸東京野菜めぐり」の
バスツアーが始まり、毎年ここに来て、対岸にあった
船番所について説明しているが
2019年に開催した以降は、新型コロナの感染拡大から、
バスで移動することに感染の恐れがあると、中止が続いている。
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都営新宿線の東大島駅は中川の橋の上にあり、
ホームの窓から船番所資料館方面を望む。
講座は3日間なので、話の配分を考えたが、
第一回は、江戸の将軍と江戸東京野菜について
第二回の2月18日には、江東区の農業について、
第三回の3月11日には、最近の動向について話す予定だ
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話の流れとして、江戸の代表的作物で、五代将軍の綱吉が、
尾張から取り寄せたという、練馬大根から入った。
次に、八代将軍の吉宗が鷹狩で青菜と出会い、小松菜と名付ける一説。
家康、秀忠、家光に関連する、真桑瓜について、戦国の武将が好んだ、
美濃の真桑村で産していた真桑瓜を家康が府中の大國魂神社の周辺で
栽培することを決めて、
秀忠が真桑村の百姓二人を呼び寄せて栽培した。
四代将家綱が食べる野菜を栽培していた御前栽畑が隅田村にあり、
各種の野菜が栽培されていた。
隣村の寺島村では、御前栽畑で栽培されていたと思われる
寺島ナスの栽培普及についても・・・。
次の九代家重の所で1時間半が経過したの、九代家重、
十代家治、十一代家斉は、次回にお話しするとお伝えした。
話しがだぶらないように、上村次長に案内頂いた。
海苔船が展示してあった。べか船だ。
江戸東京野菜のべか菜は、この船から名付けられたものだが、
べか船の表示が無かったので、表示の必要性を伝えた。
「所管課の江東区役所文化財係に確認をしてみます。」
と云う事だった。
講座には、女流講談師の田辺一乃さんの他に、大浦美鈴さんと
一緒に「こども食堂」の活動をされている高橋久子さんも
来ていただいて熱心にメモされていた。
主催の公益財団法人江東区文化コミュニティ財団では上村さんの他、
谷口昭生理事長、池田良計事務局長、加藤眞一管理事務所長も
話を聞いて頂いた。
追録
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テレビ朝日「東京サイト 船番所」の動画が
YOUTUBEで流れている。