2023年02月10日

大田区の馬込地区にある、梅田小学校からの要請で、出前授業に伺った。


この程、地元大田区にお住いの、江戸東京野菜コンシェルジュ10期の
牧野ふみよさんを誘って、区立梅田小学校の出前授業に行ってきた。

今年の1月中旬、品川カブの品評会を実施している
「東海道品川宿なすびの花」の大塚好雄会長から、
メールをいただいた。






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昭和29年開校して昨年、卒業生が1万人になったと・・・。

品川カブを栽培してきた鮫浜小学校の金高俊哉副校長が、
大田区立梅田小学校の校長になられ、

地域には、江戸東京野菜の馬込三寸ニンジンと馬込半白キュウリが
あり、同校でも授業で取り上げたいので、品評会に江戸東京野菜の
保存をされている方が来賓としてこられていたが、紹介してほしい」

との手紙を頂いたので、大竹さんを紹介したという。

願ってもないことなので、大塚さんにお礼を申し上げて、金高校長と
出前授業について話をさせて頂き、8日に伺った。







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西馬込の駅前には、馬込三寸ニンジンや馬込半白キュウリ発祥之地の
記念碑があり、知っているか生徒たちに聞いてみると手があがった。


4年の学級主任の小松紘子教諭と打ち合わせの中で、4クラスあり、
クラス毎にお話しするので、8時50分から12時20分までとなった。

鮫浜小学校では品川カブの栽培をされていたことから、将来、
馬込三寸ニンジンや馬込半白キュウリの栽培をする場合には、
栽培指導をする必要があり、牧野さんを通して、同校の隣で、
江戸東京野菜の栽培を実施している、
「NPO法人太田・花みどりのまちづくり」の内田秀子理事長や
渡辺昭さん、本間光弥さんが。希望して授業参観をされた。







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地元、馬込の農地は宅地化されて、農地は少なくなっている。
馬込シクラメン園は波田野さんで、古くからシクラメン栽培
をして東京を代表する花卉農家だ。

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また、波田野惇さんの畑も住宅地の中に残っている。






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馬込半白節成キュウリが正式名称で、昭和25年(1950)、
地元の大森東部農協(現JA東京中央ハウジング馬込店)が、
馬込半白節成キュウリと馬込大太三寸ニンジンを、
種苗名称登録している。

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河原梅次郎が、馬込半白節成キュウリの育成に尽力した。







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馬込三寸ニンジンは波田野年成さんが尽力されてきたが、
現在は波田野惇さんが、栽培を続けている。

荏原郡は滝野川大長ニンジンを盛んに栽培していて、
赤土の上に火山灰土の黒土が堆積していたのでよく出来た。

大正初期に西洋種からの砂村三寸と、川崎三寸の用所を受け継いだ
馬込三寸ニンジンを、篤農家・河原清吉氏が育成した。

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「御菓子司わたなべ」では、
波田野さんのニンジンでお饅頭を作っている。


生徒達には、江戸東京野菜の普及を手伝ってほしい。
だから。お父さん、お母さんに、知ってる! と聞いてみてください。
知っていけれは、もっと詳しく教えてくれるかもしれません。

知らなけれは、皆さんがメモしたことを教えてください。
それが私からのお願いです。と伝えた。

小松先生からは
お話を受け、子供たちも多くのことを学び、
地域にも目を向けるようになりました。
現在は、おうちの人に向けて発表すべく、
学習に取り組んでいます。
」とあった。


2時間目は、ズームで大田区内の希望する栄養士の
皆さんに、授業の様子が発信されたが、映像が見にくかったようだ。

posted by 大竹道茂 at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 小・中・高 食育の取組
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