春の食材は何にするかは、2月に協議をしたことは、報告している。
その後、3月4日の「更科そばの日」には
「さらしなそばのみの提供」となったようだ。
3月13日、14日に開かれた春の会は、江戸ソバリエ協会の
ほしひかる理事長の司会進行で始まった。
開会に当たり、堀井良教社長は、林先生の創作料理に期待頂きたい旨の
挨拶があった。
また、この程、ほし理事長が監修した、「蕎麦のひみつ」を紹介した。
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特に掲載されている写真は「更科堀井」で、帰りには
お買い求めいただきたいと挨拶した。
尚、蕎麦は「黒姫山麓蕎麦農場の信濃1号」を使っている。
東京うどは立川の須崎彦義さん、のらぼう菜は練馬の渡戸秀行さん、
亀戸大根は江戸川の中代正啓さんと、小金井の島田さん。
奥多摩ワサビは千島ワサビ園と、皆さんが栽培した江戸東京野菜で、
果菜里屋の高橋廣道社長が集荷してくれた。
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食材の歴史などについて紹介した。
説明の順番はメニューに沿って、松嶋あおい理事が補佐して頂いた。
一、生独活の蕎麦味噌添え
一、野良坊菜切りの掛け蕎麦
一、亀戸大根とアグー豚の握り団子 おでん仕立て
一、江戸野菜の玉子焼天婦羅 山葵塩
一、亀戸大根のペースト和え 太打ち蕎麦
一、蕎麦掻き独活汁粉
今回も御献立は、ほし理事長の奥様・白遊先生に揮毫いただいた。
早稲田ミョウガタケに、同店の推奨の霧島サーモンを巻いて
更に浅草海苔で磯辺巻き茗荷の香りと食感が良かった。
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焼酎のソバ湯割りを註文した。
これまでなかった生ウドを
ソバの実が入った江戸の甘味噌で頂いた。
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この季節の、のらぼう菜は、人気のある野菜で、
更科の白い蕎麦に練込んだ掛け蕎麦。
ポイントとして、茹でたのらぼう菜が乗っている。
特に、汁は、ソバの色を引き立てるように
関西風の薄口にしたという。
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アグー豚は、当店の推奨肉を握り団子にしたもの。
トロロ昆布がかかった亀戸大根はおでん仕立て。
亀戸大根は、江戸川の中代さんに頼んでいたが、そもそも、
亀戸の割烹升本に収めるものなので20本ぐらいならと、
約束していたが、不足する分は、松嶋さんが探して小金井市の
島田さんが栽培している情報を得て、果菜里屋に伝えている。
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玉子焼天婦羅は、玉子焼きで充分に食べられるのに、
更に天婦羅にする手の込んだ料理で、家庭ではやらないと松嶋さん。
玉子焼きを作る際に、亀戸大根やのらぼう菜の切り残った部分を
玉子に混ぜて作った。
塩と混ぜた奥多摩ワサビで頂いた。
一、蕎麦掻き独活汁粉
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カルボナーラ風に、たっぷりのチーズとかえしで、みじん切りにした
亀戸大根の葉を混ぜてペースト状にして、
十割ソバの太打ち蕎麦に絡めていただいた。
お蕎麦屋さんでは食べられない味だ。
更科の白いそば粉の蕎麦掻きに、ウドをすりおろしての汁が甘かった。
美味しい料理に、参加者から拍手が沸き起こった。