アーヘン大学(ドイツ)のフランク・ローバーグ教授が、都市の
温暖化の話しをされていたので、そんなことをキャノングルーバル
戦略研究所の堅田元喜先生にお話しし、都市工学専攻の飯田晶子先生の
了解を取ってミニシンポへの参加を案内した。
しかし、急な話で都合がつかなかったようだ。
それならと飯田先生が、農学生命科学研究科、附属生態調和農学機構の
内田圭助教に連絡して頂いて、田無キャンパスに伺うことになった。
久しぶりに来たが、知っているつもりで堅田先生を、田無駅から
新青梅街道を渡った先の正門に案内したが、門は閉まっていて私有地と
書いてあって入れない。
堅田先生のスマホに、飯田先生から新正門までの道順が届いていた。
東大農場を分断するように道路が出来たことから、
その道路に沿って田無キャンパスの正門が出来ていた。
堅田先生から、
「江戸東京野菜に見る気候変動への適応研究の可能性」について、
ヒートアイランドと都市農業の関係を扱う研究は見られない
東京周辺の過去の気候はある程度復元できそう。
調査の趣旨と、これまでの調査経過をパワーポイントで説明をした。
13:00〜15:00に渡り、意見交換が行われ、農学の視点からと、
工学の視点から率直な意見が出された。
堅田先生は、キャノングローバル戦略研究所から、
研究ノート】江戸東京野菜の考察(3)
〜ヒートアイランドの好影響と練馬ダイコンの適応〜を、
CIGSのHPに掲載した。
自宅から5-6分のところにある東大農場は1935年に目黒の
駒場から移ってきて40年ほどたっていた。
休みの日には3歳の娘の手を引いて東大農場に遊びに行き、
牧場の牛に草をやったことを思い出した。
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その牧場の跡地に、大小13棟の温室が並んでいて、手島さんが
江戸東京野菜を栽培している温室もその一棟だった。
手島さんから連絡をもらって30数年振りに東大農場を訪ねたのは
2012年で、それからお付き合いが始まった。
2015年には、大田区馬込の、馬込三寸ニンジンと、
馬込半白キュウリのタネを贈呈させてもらった。
雑司ヶ谷ナスと寺島ナスの栽培もしていた。
飯田先生も、都市農業遺産に関する研究の中で、江戸東京野菜を知り、
個人的に食べたい、栽培したいと云ってくれている。
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芽が出てきた、東京大越ウリ、馬込半白キュウリ、内藤カボチャ、
を堅田先生、飯田先生は鳴子ウリをスマホで・・・
食べるんですかの飯田先生の質問に、
弥生キャンパスでも販売しているはずです。
知らなかった!
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2013年には、千住ネギ(左)と砂村ネギ(右)の栽培が始まっている。
分断されたことで、南キャンパスの8号園に案内してくれた。
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2015年、練馬大根や千住ネギ、の採種の様子も見せてもらった。
2017年にも、馬込三寸ニンジンを始め、千住ネギに、砂村ネギの採種も行われていた。
最近では2021年にも来ている。