2023年04月16日

江戸東京野菜を勉強したいと、中野の福島さんが車で来たので、近くの農家を案内した。


東京アグリスター合同会社のCEO福島竹生さんから
4月上旬にメールをもらった。

「農福連携野菜を応援している」と名刺にあり、資格としては
「農業用毒物劇物取扱責任者」「初級園芸福祉士」の
肩書が記載されていた。

何でも大学の後輩で、江戸東京野菜を勉強中で、東京のJA地域で
何が栽培されているか、プリントアウトした資料を持っていた。


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大田市場で取引していたようだが、大田市場では江戸東京野菜が
中々手に入らないと云っていた。
調べた範囲では、5月初めの江戸東京野菜は、東京ウドが終了し、
川口エンドウと奥多摩わさびぐらいしかないと云う。

上の画像をタップする
確かに、この時期は端境期だが、大田市場では、仲卸の
「大治(だいはる)」が、江戸東京野菜を扱っている。
東京ウドは7月まで栽培しているウド農家がある、
と伝えると驚いていた。

江戸東京野菜を、勉強したいと云うので、昭島まで
来てもらったが、車で来られた。
5月13日(土)には、「初めての江戸東京野菜」を申し込んだという。
そこまで熱心ならと、車に乗せてもらえれば案内するからと
云って乗せてもらった。

中野にお住まいだとかで、車で新青梅街道を来て途中で、五日市街道に
道を変えたら、渋滞したとかで、それでも約束通り、
13時にモリタウンの駐車場に車を停めた。






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昭島から近い所で、西砂でカラフル野菜を栽培している
小山三佐男さんを紹介しようと、小山さんに電話をすると、
今日は配送で出かけていると云うので、それなら
見せてもらうからと、調整区域の畑に向かった。

畑では奥さんが一人で、定植機ハンドプランターで
フリルレタスを定植していた。

この前は、三佐男さんがパートさんと二人で定植していたが、
内心不経済と思っていたが、奥さんは苗の入ったバケツを
肩にかけて、一つ一つ植えていた。
これなら一人でしゃがまずに定植できて、合理的だ。

上の画像をタップする
各種カラフル野菜が植わっているのは、
そこにタネ袋が止めてあるからだ。

福島さんは、奥さんに名刺を渡して話し込んでいた。






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五日市街道を上って、モノレールの砂川七番を過ぎた所で、
東京ウドの須崎彦義さんのお宅に、アポなし訪問、
奥さんがいらしたので、お聞きしたら他の畑に行ったとか、

そこで奥さんに福島さんを紹介した。

上の画像をタップする。
無理を頼んで冷蔵庫を見せてもらった。
冷蔵庫は、休眠中の根株を起こさないように入れてあるが、
ウド農家のどこにでもあるわけではない。

須崎さんのウドは、毎年多くの利用者が当てにしているから、
7月まで栽培している。




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須崎さんのお宅に案内すると、五日市街道から玉川上水近く
まで1キロも繋がる江戸時代からの短冊形の農地を案内

上の画像をタップする
下の写真は途中にある防風林で、そこから上の写真の様に、
さらに遠く林がある。






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林の中に、ウド室が幾つもある。

上の画像をタップする
新緑の林の中を、そよ風か吹き抜けていた。





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須崎さんのお宅から五日市街道を500mほど上ったところが、
清水丈雄さんのお宅、
清水さんに、電話をするともうすぐ戻るというタイミング。

上の画像をタップする
自宅前のハウスを見せてもらった。
トマトのハウスにはクロマルハナバチを放っていて、
トマトの受粉が行われていた。






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この時期ハウスでは苗ものが作られていた。

上の画像をタップする
砂川町2丁目のファーマーズセンター「みのーれ立川」
などに出荷する苗ものが作られてい、農家も購入する
トマト、ピーマン、各種ナス等が並んでいた。

5月の連休中に各種ナスを定植するという。


福島さんには玉川上水駅まで送ってもらって別れた。
posted by 大竹道茂 at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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