2023年04月20日

東京都指定天然記念物に指定されいる「拝島のフジ」が今満開を迎えている。


昭島市には、多摩川に沿った国分寺崖線の延長沿いに、水量は減ったが点々と湧水かある。

拝島の日吉神社は、創建は不明だが、安土桃山時代の
天正年間(1570-1591)、旧拝島村の総鎮守として現在の地に
創建されたとある。

今年は、桜も例年より早く咲くなど、我が家の門柱の横にある
フジの花房が伸び始めたので11日に自転車で、
拝島日吉神社参道脇にあるフジを見に行った。




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18日、拝島公園のフジの花房。

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東京都指定天然記念物のフジは、昭和31年(1956)に、樹齢推定約800年
とされ、都内有数のフジの巨木とある。

逆算すると保元元年(1156)となるから、平安期から
自生していたことで、室町時代末期の明王院境内となっていた。

明王院は江戸時代初期に廃寺となったことから、現在拝島公園となり、
フジ棚は昭島市が管理している。






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日吉神社は崖線の石段を上ったところにある。

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隣に大日堂が鎮座し、墨書された『都史跡「大日堂境内地」』を
読むと『一千年の昔に開創された開運やくよけの祈願道場
藤原時代(八〇〇年前)の大日如来三尊を祀る大日堂を中心に
鎌倉時代(七〇〇年前)の仁王門金剛力士像や、室町時代の
薬師堂、一山八坊建立の縁起を物語る「おねいの井戸」
天然記念物「拝島のフジ」(樹齢(八〇〇年)などが大日堂境内に
あります。
平成の大改修工事により、建物は創建当時の姿に復元されました。
歴史と信仰の里として新東京百景にも選定され親しまれています。
                       拝島山普明寺

同寺は無住寺で、正月三が日のみ開堂して参詣者に対応・・・
とある。





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「おねいの井戸」
大日堂の南東、多摩川を渡った八王子の滝山に城址があるが、
室町時代末期に、城主北条氏照の家臣
石川土佐守の娘「おねい」が眼病にかかり、
この井戸水で眼を洗ったところ良くなったと伝えられている。

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水量は多くは無いが、岩の間から染み出る湧水が流れとなり、
池を満たしている。






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11日、自宅のフジが伸び始めたので、
「拝島のフジ」を見に自転車で出かけた。

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「拝島のフジ」は遅れていた。





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16日、練馬の実家のフジは、腰の高さに切り詰めているが、数日雨が降ったので満開で、ミツバチがブンブン飛んでいた。

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帰ってから、拝島公園に出かけてみた。
樹齢推定は、八百数十年の老樹が2本、フジ棚に蔓を絡ませていた。






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18日の昼頃、16日の様子から、今日はいいだろうと出かけてみた。

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更に房は伸びていたが、20日頃がピークになるだろう。

posted by 大竹道茂 at 00:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
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