2023年05月25日

西武鉄道が実施しているウォーキング&ハイキングは ”廃線散歩「東京競馬場線跡」を歩く!”


西武鉄道が実施しているウォーキング&ハイキングは、これまで
6回参加しているが、前回は2021年の谷中七福神めぐり
(田端駅〜上野駅)を歩いている。

西武線に乗っていった先から指定されたコースを歩いて目的地に
向かうというイベントで、5月11日に、
”廃線散歩「東京競馬場線跡」を歩く!” が企画されていた。

最近、昭島市の旧五日市鉄道の廃線跡を知ったことから、
競馬場から国分寺跡のコースも歩いてみようと思い立って、
昭島から東京行に乗った。

かつて国鉄が運行し、東京競馬場前駅までの旅客輸送にも
使われた東京競馬場線。
昭和48年に廃線となった跡地の遊歩道を歩く。




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JR中央線武蔵境駅で乗り換え、西武鉄道多摩川線の終点是政駅に、
コースの案内テントが設けられていた。

西武鉄道多摩川線の前進は、1922年にできた多摩鉄道で、
多摩川の砂利を運んでいた。

府中市の多摩川流域には砂利採取でできた穴が沢山あり、
沿線の多摩川競艇場は一番大きな砂利穴を使っている。

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地図をもらって、そこから地図に沿って・・・。
是政駅からスタートしたが、府中街道をしばらく歩いた。

上の画像をタップすると地図
歩行距離:約8km 歩行時間:約2時間の行程とある。




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上の画像をタップすると地図



  

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JRA東京競馬場の壁が見えてきたので、コースから外れて歩く、

上の画像をタップする
馬券を買ったことは無いが、パトロールタワーが見えてきた。
競走中に妨害があったかどうか、騎手の騎乗ぶりはどうかなどを
監視する走路監視員が執務しているという。

今年は、第90回の日本ダービ記念レースが5月28日にここである。

府中競馬場は、多摩川浸水想定区域になるっている。





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府中街道沿いに、川崎街道の石柱、

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川崎方面に向かう街道で、川崎街道は府中街道とも呼ばれている。
右手に、JR府中本町駅、線路を潜る。






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電車ごっこ(昭和57年3月)
軌道敷の跡地が市民の憩いの場、子供達の遊び場とった事を記念し、
電車ごっこをする子供達の像として表現しています。とある。

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東京競馬場前駅跡(防災公園)
 かつての「東京競馬場前駅」跡地は防災公園と
して整備されている。
1933(昭和8)年に東京競馬場が開場しその翌年に
国分寺駅〜下河原駅(府中市南町3丁目)間を結んでいた。

旧国鉄下河原線からの引き込み線と競馬場前駅が新設された。
当初は競馬開催日に限った旅客輸送だったようだ。






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芝間道と交差する下河原緑道

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旧国鉄下河原線の跡地を利用して整備された緑道は、
自転車・歩行者専用道で、緑道に沿って農地が幾つもある。

下河原線は1910年(明治43)年に多摩川の砂利運搬を目的に
東京砂利鉄道(株)が国分寺駅〜下河原駅間に開通させた
貨物専用鉄道が起源になる。
写真右上が引き込み線の分岐地点。

上の道はまっすぐ多摩川に向かい、大きく曲がって
現京王線中川原駅近くの府中市南町3丁目付近で、
砂利を積み込んだ。

その後は東京競馬場への引込み線敷設や常時の旅客輸送、
戦時中は軍用鉄道としての役割も担いました。






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JR南武線の分倍河原駅と府中本町駅間のみょうらい橋を渡る
南武線の分倍河原の一つ先が西府駅で、西府町では石川孝治さんが、
江戸東京野菜の真桑瓜「府中御用ウリ」を栽培してくれている。

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番場屋を過ぎると、京王線分倍河原駅と府中駅の線路を潜る






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甲州街道を渡ったところに緑道がつながり、下河原線広場公園と
なっているが、路面には2本のレールが埋め込まれ、
廃線となった下河原線を印象付けている。

上の画像をタップすると「下河原線の歴史」説明板







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長いトンネルから出てきた武蔵野線。
1973(昭和48)年の武蔵野線開通に合わせて、
下川原線の旅客輸送を廃止、1976(昭和51)年には
貨物線も廃止になりました。

上の画像をタップする
府中市民球場は、野球場
武蔵野線北府中駅のあたりから雨が降り始めた。

府中刑務所の長い壁が続く。
この間は只々歩くのみ






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府中刑務所が過ぎたあたりで、東八道路を渡る。

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この後、武蔵国分尼寺跡から武蔵国分寺は、ここから

posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
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