2023年09月19日

江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座、総合コースはの最終日は、八王子ショウガが配られた。


江戸東京野菜コンシェルジュ育成講座、総合コース
先週開催したが、今回は最終日。

皆さんお忙しい中、ご都合をつけていただいて、江戸東京野菜への
熱い思いを感じた。
今回の講師陣は、押上「よしかつ」のご主人佐藤勝彦講師で
江戸東京野菜をはじめ、東京の食材をお客様に提供している。
阿部希望先生は宮城大学助教で「伝統野菜を作った人々」の著者。

江戸東京野菜コンシェルジュでは、多彩活動を展開している
増田純代講師、江戸東京野菜を栽培する農業者でもある福島秀史さん。
食べ比べは木村えり子さんが担当する。





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佐藤講師は、「押上よしかつ」の主人で、2009年に地元墨田区の
第一寺島小学校で復活が始まった年から、東京の食材に
こだわった料理を提供している。

今年の8月には、地元で開催しているイベント「「寺島なす祭り!」」に
昨年から参加して普及に協力している。

同店では、佐藤さんの話を聞くことを楽しみにしているお客も多い。

上の画像をタップする
飲食店の店主としての立場でお話して頂いた。
佐藤講師は、江戸東京野菜はSDGsと親和性のある商材として
環境面を紹介した。
江戸東京野菜は、東京の伝統野菜と云う事で東京の生産者に会い、
東京の農業を知ると江戸東京野菜に限らず、東京産の野菜に
理解が広がり、環境問題に大きく係わっていることを知る。

江戸東京野菜と交配種の野菜との違いの個性を調理で引き出し、
お酒とのペアリングを実現している。





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当ブログでは先生を追ってきたが、筑波大時代から江戸東京野菜に
注目してくれていた。

2021年から宮城大学食産業学群 フードマネジメント学類助教
として活躍されている。

テーマは「先人たちのタネづくりの足跡をたどる
〜練馬大根とタネの物語〜、

今回、滝野川コボウ、ニンジンの復活を行っている瀧野川八幡様に
係わる「東京種子同業組合」についても紹介された。
大正5年に瀧野川を中心とした大手種子問屋46社が、種子の品質管理と
値崩れ防止のために結成されたもので、八幡様の社務所で
協議が行われていた。
組合では母本選定をして採種農場を管理。種の価格決定していた。

しかし、時代と共に採種地が地元から遠い千葉や埼玉に移ったことで
管理が難しくなった。

昭和18年に解散している

最近の著書についてお聞きしたら、
共著として近日中に発売されるとのこと。楽しみだ!







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第4期江戸東京野菜コンシェルジュの増田純代さんは
活発な活動を展開している

その活動を紹介した。
川口エンドウ応援女子隊、治助イモの植え付けに、
氷川小学校の出前授業。三國シェフに説明もしている。

初日は、内藤カボチャを食べていただいたが、今回は福島秀史理事が
栽培している八王子ショウガを調理して頂いた。
八王子ショウガのパウンドケーキと谷中ショウガの
パウンドケーキの食べ比べ。

生地の中にすりおろしたショウガとみじん切りにしたショウガを
混ぜ込みました。
さらにケーキの上にスライスしたショウガをトッピングしました。

それぞれのショウガの違いを感じました!谷中ショウガの方が
しっかり辛味を感じ、八王子ショウガはやさしい味わい。
香りも違いました!と嬉しい感想をいただきました





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木村えり子さんは、
江戸東京野菜を使ったすずしろ汁を作って提供している。

上の画像をタップする

木村さんに調理して頂いた。
八王子ショウガの甘酢漬け生ハム巻きと、
刻み甘酢漬けの生ハム手まり寿司でした。
甘酢はりんご酢を使いましたが、手まり寿司のお酢は
軽やかな酸味の白バルサミコ酢を使いました。






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福島理事は、(株)オギプロデュースを経営しているが、農業部門の
オギプロファームで農薬不使用、無肥料栽培を実施している。
江戸東京野菜ファンクラブ発足の経過や、江戸東京野菜の
栽培について紹介した。

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皆さんには、お土産に八王子ショウガが配られた。
上の画像をタップする



posted by 大竹道茂 at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業
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