通して、仏の慈悲の心を学ぶ場として、また、深大寺の歴史と文化に
触れ、そばにまつわる知識と技術を身に着け、自然と食への感謝の
心を深めるとして始めたもので、6月より毎月1回(土)、
10回に渡って開催している。

ために、栽培からそば打ち、食べ、語る同好の市民を中心に結成し、
現在会長は89世の張堂興昭住職で、副会長は深大寺蕎麦門前の主人
浅田修平氏、事務局長は深大寺僧侶・林田堯瞬代表幹事が
担当されている。
ここ数年は、新型コロナの感染拡大があり、2019年以降、開催されて
いなかったが、2023年4月に林田事務局長から
講師依頼のメールを頂いた。
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深大寺僧侶・林田一味会事務局長の進行で始まった。

「江戸東京野菜には物語がある」で補足説明を行った。
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深大寺とのご縁は、2011年の 夏そばを味わう会にお誘いを
受けてからで、2017年には12月に開催されている
『深大寺そばを味わう集い』の第三十一回にもお誘いを頂いた。
深大寺のバス発着所近くに、そば守観音が祀られているが、その前に
そば畑があり、深大寺に着いたら、そば畑に生えるソバの花や実った
実を見ることができる景観がいい。
江戸ソバリエ協会が主催して石臼の会のメンバーが中心になって、
そば守観音に献そば式が執り行われている。
2019年度には、江戸東京野菜の審議の中で「深大寺在来」が
作物品種として、江戸東京歴史伝承作物に認証された。

などの作物の欄に「深代寺そば」として掲載されている。
最下欄には、そば店の更科堀井の前身「永坂更科」が掲載されている。
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更科堀井の四季の会を皆さんに紹介した。
2018年に「深大寺そば学院」で、江戸東京野菜を
講座の中に加えていただいた。
翌年2020年以降、新型コロナの影響で開催されていなかった。
89世張堂興昭住職の代となって、2020年8月に初めて播種が行われた。
9月には白い花が咲き、11月には収穫作業が行われた。
2021年には、新型コロナの影響で、延期されている88世住職の本葬儀で
御供養の品として、深大寺在来を乾麺にして会葬者にお配りする予定で
栽培農地を3か所増やした。
深大寺近隣の4箇所で、200sの収穫を目指す他、調布市との姉妹都市の
北信州木島平村でも深大寺在来の栽培行った。
9月には種が実り、一味会の収穫作業が始まる。
かに山は、10月にオープン予定の調布市農業公園となり
遊歩道の内側に種も蒔いた。

深大寺の湧水を集めて流れる野川の上流に大沢の湧水地があり、
深大寺の境内にあるお蕎麦屋さんは、そばの薬味として使いたいと
増殖に期待している。
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大沢のワサビ田と野川を挟んで水車小屋がある。
この水車は、昔からご縁がある。
深大寺のお蕎麦屋さんに納めている島田製粉の蕎麦袋があった。
深大寺在来関係のお話をした後、江戸東京野菜の薬味としての、
練馬大根、奥多摩わさび、千住ネギについてお話しした。
追録
・練馬 九品院 蕎麦喰い地蔵
・小石川 慈眼院 蕎麦稲荷
・北千住 金蔵院 蕎麦閻魔
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2015年、ほし理事長は 蕎麦喰い地蔵、蕎麦稲荷、蕎麦閻魔を
落語に企画、三遊亭圓窓師匠が口演した。
「仏教の食事観〜命をいただく〜」でした。
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