高度化委託事業として、“わたしたちと「和食」” を活用した
モデル授業を北区滝野川の「東京国際フランス学園」で開催した。
農林水産省は、文部科学省とユネスコスクール事務局である
公益財団法人ユネスコ・アジア文化センターと連携し、初めて小学生を
対象とした教材“わたしたちと「和食」”を制作し、その教材を用いた
モデル授業をユネスコスクール加盟校などで2021年度から
スタートして、今年で3年目を迎える。
今年は、和食の無形文化遺産登録10周年に当たることから
本モデル授業において、児童が和食に興味を持つきっかけとなった教材
“わたしたちと「和食」" など活用し、和食文化の普及活動をさらに
加速させるため、学校単位での取組を促すことを目的に実施する。
今回は、東京国際フラン学園で、江戸東京野菜の滝野川ゴボウと、
滝野川カブの栽培が行われたことから初等科日本語教諭の春日香織先生
が、応募して実現したもので、招いて頂いた。
事務局のロケーションリサーチ社の粟井滋彦部長が来られていた。

の2階、28畳敷の和室に、インターナショナルセクション日本語科・
英語科第3学年(約26名)が集まり、“わたしたちと「和食」”
が開催された。
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会場には農林水産副大臣の鈴木憲和議員(衆議院)が来られて、
生徒たちに英語で語りかけた。

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一般社団法人和食文化国民会議の稲田潤専務理事から、
和食のだしを知ろうという授業が行われた。
フランスの出汁は、ブイヨン、日本の出汁はあわせだしとして、
フランスと日本の出汁の違いを説明された。
昆布にかつお節についても説明していた。

どちらが美味しかったかの問いに、あわせ出汁と答えた生徒たちが
多く、お代わりが欲しいと、後ろの出汁ポットの前に
行列ができたが、ゆかたを着て来た生徒もいた。
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児童に箸置き(有田焼)文化を知ってもらう。
気に入った箸置きを渡し、大臣官房食文化室の神林悠介室長が
説明を行った。

講師は、元・在フランス日本国大使館、大使公邸料理人工藤英良シェフ
((株)EIRYO代表取締役)。
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同校では、江戸東京野菜の滝野川ゴボウと滝野川カブを生徒たちが
栽培したので、ゴボウは仮植えしておいたのを掘り起こして使った。
日本、フランス両国の一品として、滝野川カブを使って、フランスは
ポタージュで、和食としては、すりながしを味わった。
