2023年12月19日

「鎌倉だいこん未来研究クラブ」の一行が、寺島の蓮華寺を訪ねた。


鎌倉で大根料理の店「福来鳥」のオナー・佐藤エダさんに頼まれて、鎌倉の佐助谷に祀られている佐助稲荷神社に伝わる「鎌倉大根」が、由比ガ浜に今も生えていることが分かったのが2015年。

鎌倉大根を守り次代に伝える運動は「鎌倉だいこん未来研究クラブ」によって、神奈川県農業技術センターで試験栽培がおこなわれている。

今年7月に、寺島ナスの復活栽培が始まった墨田区立第一寺島小学校で出前授業を行った際に、生徒が知りたいと云うのが、「寺島」の名の起こりだと云うので調べて伝えた。

ここで分かったのが、寺島地区にある蓮華寺には、鎌倉の佐助稲荷が祀られていて、蓮華寺も鎌倉から移ってこの地にあるとのこと。

鎌倉・福来鳥の表通りには「蓮華寺跡」の碑があり「弘安二年(紀元一二七九)ノ頃武州ヘ遷セリトモイフ」と、寺島に移ったとは記されていない。





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そんなことで、山下祐作会長、佐藤エダさん、渡邉公子先生で、蓮華寺に行かれ写真を送って頂いた。
写真右の車の奥に、佐助稲荷が見える
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蓮華寺では、法話(四)佐助稲荷再興記を頂いた。





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エダさんは、鎌倉で、寺島ナスの栽培もしたいと云うので、説明板のある白鬚神社を訪ねてもらった。
今井宮司ご夫妻が、迎えて頂いた。

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寺島ナスの復活普及が出来た原点が、この説明板だ。





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今井宮司は、いろいろと資料を見せていただいたようだが、「江戸東京・農業名所めぐり」に掲載された、寺島ナスと白鬚神社の稿を見せてもらった。






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神社の鉢植えにあった寺島ナスの実を、巫女さんが分けてくれたとかで、もらってきたので来年播種するという。





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白鬚神社から東向島駅に向かう途中で、向島百花園に寄るように伝えた。
百花園の、佐原滋元先生には前もって電話を入れていた。

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江戸時代に、隅田川を渡ったところに、文人墨客を集めた百花園を創業者したのが佐原鞠塢で、その八代目が滋元先生で、園内で茶店を出している。





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この季節は「春の七草籠」の、苗づくりを行っているが、かつて頂いたことがある。

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せり なずな ごぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ これぞ七草の苗



posted by 大竹道茂 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根
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