秋田県立大館桂桜高等学校とリモート料理講習会を実施している。
今年度は、三國清三シェフから1月に習った、
三國スペシャルハンバークをリモートで調理するというので
雪が降る中やってきた。
東京女子学院は、同校の菜園で収穫した、練馬大根と亀戸大根、
そして品川カブを県立大館桂桜高校に送っていて、同校からは、
この季節の大館市特産野菜のヤマノイモが届いた。
生徒たちの様子を撮って発信した。
スクリーンの右が東京女子学院で左側が大館桂桜高校

オレンジの皮むきから始めた。
野菜サラダとしては、レタスの準備はできていた。
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スペシャルマヨネーズのべースを作る。
リモートに使うカンペ(カンニングペーパー)を用意して、かき混ぜる。
菜園で栽培指導をしている渡邊和嘉さんも来てくれた。
左の男性、女子栄養大学の平口嘉典准教授(食料・地域経済学研究室)、
県立大館桂桜高校とリモート料理講習会の実施をサポートされた方。
同大学からは広報部社会連携課の川田学氏も見えていた。


事前にヤマノイモが送られてくることを聞いていた、穂積教諭は、
三國シェフにヤマノイモの調理法を聞いたら、スペシャルハンバーグの
つなぎに使ったら美味しいハンバーグになるとアドバイスがあった。
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頂いたヤマノイモの4分の1個で、ハンバーグ4人分のつなぎに使った。
多すぎてもハンバーグがゆるくなる。
このヤマノイモ、秋田県園芸振興課に聞いてみると、
まだ秋田の伝統野菜には認定されていないが、秋田県では大館市の
地域特産野菜だと教えてくれた。
昭和53年に大館市の隣、青森から種芋を導入したことが始まりで、
全国ではつくね芋と呼び、昭和63年には、つくね芋(ヤマノイモ)の
生産はピークを迎え、全国でもトップクラスの産地となり、
秋田県大舘市のつくね芋は名物となったという。
導入してから46年が経過していることから、
伝統野菜と云ってもおかしくない。

玉ねぎは炒めないのがスペシャルハンバーグのポイント。
これまで、同校の「エコクッキングレシピブック」では玉ねぎは使わず
野菜を茹でて練り込んでいる。
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ハンバーグは、両面に焼き目を付けてから、10分ほど煮込む。
煮込んでできたソースをかける。

「こちら雪が一段と激しく降ってきたので電車が止まる恐れもあり、
生徒を下校させることになりましたので先に食べさせます」となった。
それに対して「大館には雪はありません」と校庭が映し出された。
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我々の分も作って頂いたので、平口先生方と一緒に頂いた。
大館の特産物をつなぎに使うなど、交流の象徴となった
スペシャルハンバーグは美味しかった。