資格取得の総合講座は初日を紹介した。
1週間後の2日目は、押上「よしかつ」の店主佐藤勝彦さんに講師を
お願いし「江戸東京野菜の流通と飲食」について講義を頂いた。
その後、若林牧子理事と、渡邊和嘉理事が、資格取得講座では
初めて講義を行った。

若林牧子理事の「食材としての江戸東京野菜」は、
「私にとっての江戸東京野菜の向き合い方とは」として
春 東京ウド、
初夏 川口エンドウ、夏 馬込半白キュウリ、谷中わショウガ、
初夏から秋 寺島ナス、秋 早稲田ミョウガ、
冬 ごせき晩生小松菜、練馬大根、滝野川大長ニンジン、
青茎三河島菜、品川カブ、しんとり菜、亀戸大根、
馬込三寸ニンジン、高倉大根、伝統大蔵大根、
冬から初春 千住ネギ、早稲田ミョウガタケ、ノラボウ菜の
お料理が紹介された。

見て、食べて、知る、試食タイム
お皿に盛られた若林さんのお料理
品川カブの味噌バター炒め、品川カブのビール漬け
内藤カボチャの和ポタージュ、千住一本ネギの明石焼風
焼き千住一本ネギのマリネ。
これら江戸東京野菜は福島秀史理事が栽培したもの
若林理事の料理に、皆さん納得。


渡邊理事は現在、
東京女子学院高校フードカルチャーコースの栽培指導と
新渡戸文化高校フードデザインコースの栽培指導を行っている。
また、瀧野川八幡神社からの依頼で滝野川ゴボウの栽培においては、栽培圃場がないことから塩ビ管栽培を実施している。
渡邊理事は練馬区大泉の村田農園をサポートする傍ら、
ご尊父が育成した渡辺早生ゴボウを栽培している。
これら栽培指導をしていることから、「野菜栽培の基礎」の講義はわかりやすかった。