先生から中野中生の山ナスについて、出前授業の依頼が来た。
復活プロジェクト南エリア担当の間さんから聞いていたようだ。
都市農地活用センターが実施している派遣事業のアドバイザーとして
伺う場合は、2週間前に申請する必要があるとのことで、
21日に伺うことになった。
同校は令和6年度から校舎の建て替えのため、
閉校した旧向台小学校に移っていた。
Googleの地図で中野本郷小学校を目指したものだから、
約束の時間に間に合わず、迷惑をかけてしまった。

東京地方は21日が梅雨入りだったので、自宅を出る時から
小雨が降っていた。
中野本郷小学校からは、中野坂上周辺のビルや、
新宿区立柏木小学校から見えた新宿のビル群が望めた。
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校舎の北側を、井の頭池を源泉とする神田川が流れていた。
神田川はこの先新宿区の淀橋を下り、下落合を流れている。

授業は中野中生山ナスの物語としてパワーポイントを作った。
授業はSDGsから入った。
2030年までに地球規模のより良い社会を実現するための
17の目標について紹介。
異常気象によって、「地球の温暖化の時代は終わった。
これからは沸騰の時代だ」と国連のグテーレス事務総長が
発言したことを紹介し、昨年の猛暑を質問して生徒に思い出させた。
「線状降水帯」を聞いたことがあるか聞くと、3分の1の
生徒の手が上がった。
「線状降水帯」が予報されるようになって3年、
目標13の「気候変動に具体的な対策を」について紹介。
江戸東京野菜の復活栽培が10の目標に関わっていることを紹介した。

中野のNPOの皆さんがチラシを作って、栽培の普及をしている。
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中野区の江古田の森公園でも、栽培していることを紹介した。
山ナスには、
早生(わせ)山ナス、中生(なかて)山ナス、晩生(おくて)山ナスが
あったが、温暖化の中で中生の山ナスを栽培してきた。

中野の山ナスには、中野村の名主堀江家が宝暦年間に江戸城内の
農園に山なすを納めていました。
同校では、校庭脇の菜園で3本が定植されていたが、スペースが
狭くこれから枝を伸ばす中で、窮屈な栽培だった。
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