2024年07月11日

講演で話す内容をまとめようと、荻窪八幡の境内を歩いてきた。


井草地域区民センター協議会から講師を依頼されていたが、少しは
杉並区について情報を収集しようと出かけた。武蔵関から
関東バスで荻窪警察署前で下車して、荻窪八幡神社に向かった。

江戸東京の農業説明板を平成9年に50本建立したが、JA東京中央で
組合長をされていた浅賀喜一氏が、地元の神社にお願いして建立して
もらったから説明板には、東京中央の文字が入っている。

井草八幡神宮の井荻ウド、下高井戸八幡宮の高井戸節成キュウリに、
今回伺った荻窪八幡神社の「クリの豊多摩早生」で、どの八幡様も、
緑濃くて広く、特に松の老樹が立派だった。

農業説明板については、ご存じない方が多いと思うので、
話はしようと思っている。



1-1-.png

浅賀さんには、現役時代はお世話になった。
浅賀さんが退任後だが、井草の藍についての冊子を
いただいたことがあった。

先代の時代と思うが、明治〜大正にかけて藍屋をやっていたとかで、
農地も広かったようだから、自らも栽培も行ったようだ。
投機性の高い植物だったので、没落した高円寺の名主の話で学んで
いたから、化学染料が輸入されるようになった時に廃業している。





3-2-2.png

ウドにしろ高井戸節成キュウリにしろ、復活栽培を行っているが、
栗については、新しい品種ができて、クリタマ蜂の被害に
あったりで、栽培する人はいない。

上の画像をタップする
農業説明板は、青梅街道側の鳥居から入った参道の左側に、
建立されていた。






4-1-2-.png

青梅街道から折れて左側にはいった道の先は段差になっているが、
地図を見ると善福寺川が流れていて、更に下ると
井の頭池からの神田川に合流する。

上の画像をタップする
Googlemapを見てもらえば境内は緑で覆われているのが分かる。
静かで荘厳な佇まいだ。

歩きながら講演で話す構想がまとまった。

八幡宮の前からバスに乗れば、「井荻のウド」の井草八幡宮に行く。
posted by 大竹道茂 at 06:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 農のある景観と環境
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック