2024年07月22日

鎌倉だいこん未来研究クラブでは、寺島ナス栽培の勉強会を開催した。


鎌倉だいこん未来研究クラブでは、山下祐作会長、渡邉公子先生、
福来鳥の佐藤エダさんが、墨田区東向島の蓮華寺に行かれている。
蓮華寺は、鎌倉の佐助地区にあったお寺で、鎌倉時代に
移られたことは、福来鳥の前のバス通りに、蓮華寺の碑がある。

ご縁を感じた三人は東向島に伺い、白鬚神社の「寺島ナス」の
農業説明板を読み、今井宮司からも話をお聞きした。
東向島で栽培されていた寺島ナスは、6月から10月過ぎまで成り
続けることから、栽培に魅力を感じだようだ。

今年4月に、三鷹の星野直治さんの所に行って、接ぎ木苗の
寺島ナスを購入して、希望者に配布をしている。
材木座近くの光明寺を始め、鎌倉八幡宮の表参道にある日本料理の
御代川など希望者にわけている。

鎌倉だいこん未来研究クラブでは、初めての方々を集めて勉強会を
したいと云うので、栽培指導をする渡邊和嘉さんと行ってきた。



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山下会長は、県農業技術センターの三浦半島地区事務所で見てきた、
鎌倉大根の栽培の仕方で、栽培をしたようで、沢山の種が採れたと
持ってこられていたので見せて頂いた。

上の画像をタップする





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今回は、寺島ナスの栽培方法などを説明するのに辺り、
鎌倉市 NPOセンター鎌倉には10名の方々が集まった。

鎌倉だいこん未来研究クラブの役員の他、支援者の名和幸子さん、
鎌倉大根の栽培者で、北鎌倉湧水ネットワークの野口稔代表
渡邉先生の料理教室の受講者の喜井博之さんを始めとする
メンバーと、井上みかこさん(鎌倉市会議員)
が出席をされた。





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渡邉先生の料理教室の受講者には、鎌倉大根発見の経緯などを
知って頂きたかったので、2019年に開催された「鎌倉大根収穫祭」
パワーポイントを持参して説明を行った。

佐助稲荷神社に伝わる伝説にもある大根は、鎌倉時代以前から、
由比ガ浜に生えていた浜大根で、鎌倉市の生きた遺産であり、次代に
伝えていかなければならない野菜で、鎌倉市の農家・山森金雄さんが
栽培し鎌倉市農協連即売所で販売して頂いたことから、
鎌倉野菜としても位置付けられている。





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寺島ナスの栽培指導は、渡邉和嘉さんが資料を基に、
パワーポイントによって行われた。
寺島ナスは、江戸時代に浅草の北東、寺島村で栽培されていたナスで、
品種としては蔓細千成種。
細い蔓を沢山伸ばし、たまご大のナスを沢山実らせる。

市販の交配種のナスのような大きさにしようと、収穫のタイミングを
逃すと色ボケしてしまう。
寺島ナスは、2本仕立てにするか、3本仕立てにするかを決めて、
幹を育てるために一番果は大きくなる前に切り落とす。

その後、成ったナスは、ナスの付いた幹ごと切り落とすと、
蔓が広がらずにコンパクトに栽培できる。





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鎌倉八幡宮の表参道を由比ガ浜に向かった一の鳥居の先に日本料理の
御代川の主人、御代川幸枝社長も寺島ナスを栽培していると、
エダさんが云うので見せてもらったが、

山下会長は先約があって帰られた。




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渡邊さんが、栽培の仕方を説明していたが、
接ぎ木の台木・トルバムビカーの芽が伸びて、接いだ
寺島ナスの枝より大きくなっていたので切り落としてもらった。
又、一番果も黄色くなっていたので切り落とした、

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日当たりの悪いところで、発砲スチロールで栽培していたが、
水抜きの穴が開いていたのか確認できなかった。

植えてある4本の内、2本の葉にダニがついていたが、
無農薬で栽培する仕方を説明していた。
これから猛暑の中で栽培するには、発砲スチロールで
栽培すると土まで暑くなるから生育に影響する。




追録
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御代川での会食には、鎌倉だいこん未来研究クラブの、エダさん、
渡邉先生、支援者の名和さん、鎌倉大根を栽培している野口さんと
喜井さん、市議の井上さんが参加された。

井上さんは、鎌倉市の教育福祉委員会のメンバーと云う事で、
鎌倉大根が鎌倉時代の生きた遺産であることを知らしめる
ためにも、市内の小中学校で鎌倉大根の栽培を実施することは
重要だとのお考えを持っていた。

横浜国大附属鎌倉小は食育が進んでいるから、出前授業を
受けていただけないか等の意見も出た。
posted by 大竹道茂 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 伝説の鎌倉大根
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