在来種だったことが2021年に分かったもので、三鷹市では生涯学習課の
下原裕司主査学芸員が復活に取り組んでいて、大沢のわさび田は勿論、
調布市の都立農業高校のわさび田でも、培養苗の栽培を行っている。
三鷹大沢わさびボランティアに加えていただいているので、
生涯学習課から情報は頂いていて、2024年から野川の上流に当たる、
国際基督教大学(ICU)の、敷地内にあったかつてのわさび田で栽培が
始まり、6月には野川公園のわさび田でも、栽培が始まった。

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これまで都合がつかなかったが、
17日の作業日にICUのわさび田に行ってきた。
校内の、T館(トロイヤー記念アーツ&サイエンス館)1階に9時半集合、
初めてだから校門の所で下車したので、T館までずいぶん歩いた。
学生は校内を自転車で、離れた教室に移動していた。
T館には三鷹市生涯学習課の職員とICUの堀内さん、他6名が参加。
ICUのわさび田の開墾は、同大と三鷹市の包括連携協定に基づいて
実施されている。
ワサビ田のある泰山荘は日産財閥重役をしていた実業家の山田敬亮氏が
昭和の初めに建てたもので、昭和15年(1940)には山田家から
中島飛行機会社(現富士重工株式会社)に売却され、戦時中は同社の
創業者である中島知久平氏の住居として使用されていた。
ICUは、戦後の昭和25年(1950)に広大な敷地を購入している。

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泰山荘は、国分寺崖線の上に建っていて、野川公園との境の
柵に向かって下りていく。
野川公園との境の柵に沿ってワサビ田まで歩いた。
柵の向こうの野川公園は、かつてICUのゴルフコースだった。
わさび田はセキショウが生い茂りすべて除去するのに何日もかかった
作業だったようだ。
大沢より湧水量は多い。
スケールが違うが、先週大王わさび農園を見てきた。
ICUのわさび田の作業は
1回目 2月14日(水)から、21日(水)、24日(土)、で行い。
わさび田に繁茂しているセキショウの除去、礫床の整備、測量等
ICU3月のわさび田での活動日について
作業日:3月5日(火)、13日(水)、16日(土)
ICUでのわさび苗の定植は順調に進み、16日(木)で完了。
ICUの堀内さんが6月8日、見回りに行っていただいた際
「モンシロチョウがわさびの葉に卵を産み付けていたので
今頃孵化しているはずです。
わさびの葉をむしゃむしゃ食べている可能性があります。
ハバチの駆除がやっと一区切りしたところですが
今度は、はらぺこ青虫との闘いです。」
7月16日(火)29日(月)8月6日(火)、20日(火)
9月3日(火)17日(火)
わさび田の上の方から定植したからなのか葉の大きさが
入り口の方とはだいぶ違う。

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あお虫が、わさびの葉を食いつくし、黒い糞が・・・
あお虫は黄色の丸

モンシロチョウのさなぎを探してつぶす作業。
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青虫に、葉の裏に産み付けられた卵も見つけしだいつぶす。

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わさび田は、鬱蒼とした森の中にあるが、わさび田の真上は、
丸く穴が開いたように青空が見え、光が差し込んでいる。