2024年11月18日

内藤とうがらしの口上について、講談師田辺一乃師匠の高説に納得した。


講談師田辺一乃師匠が辻󠄀講釈で内藤とうがらしの口上を
語っているのを見てきた。

講座では、薬研堀の口上を、おかしいと思いながらも、昔から
伝わってきたものだからと語っていたが、薬研堀の口上は間違っている
と産地の視点から、2019年に指摘している。

一乃師匠は、薬研堀をやめて、七色の産物を口上とされていた。





1-1-1.png

薬研堀の口上は、産地というより世情が安定した徳川の御世に生まれた
もので、徳川家に配慮した口上だから、産地と産物が違うのだと云う。

武州川越は、藩主松平伊豆守信綱が幕府老中、後に柳沢吉保が
藩主となり幕府の大老。
紀州は、紀州徳川家が徳川御三家の一つ。
内藤新宿は、内藤清成が家康から拝領した屋敷地が産地。
 
静岡は、家康の生誕地が駿府で家康政治の拠点。
四国の高松は、高松城が高松松平家の居城。
大和は、柳生宗矩が徳川秀忠・家光の剣法指南役で後に柳生藩主。
野州日光は、東照宮に家康の墓がある。

一乃師匠の徳川家の視点から口上を説いたのは、
さすが講談師! 納得の見解である。



2-1.jpg

改めて薬研堀の口上を読むと、内藤新宿と紀州以外に名産地と
言われる地域は無いし、伝統野菜として伝えられていない。

posted by 大竹道茂 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | イベントの紹介
この記事へのコメント

この記事へのトラックバック