語っているのを見てきた。
講座では、薬研堀の口上を、おかしいと思いながらも、昔から
伝わってきたものだからと語っていたが、薬研堀の口上は間違っている
と産地の視点から、2019年に指摘している。
一乃師匠は、薬研堀をやめて、七色の産物を口上とされていた。
薬研堀の口上は、産地というより世情が安定した徳川の御世に生まれた
もので、徳川家に配慮した口上だから、産地と産物が違うのだと云う。
武州川越は、藩主松平伊豆守信綱が幕府老中、後に柳沢吉保が
藩主となり幕府の大老。
紀州は、紀州徳川家が徳川御三家の一つ。
内藤新宿は、内藤清成が家康から拝領した屋敷地が産地。
静岡は、家康の生誕地が駿府で家康政治の拠点。
四国の高松は、高松城が高松松平家の居城。
大和は、柳生宗矩が徳川秀忠・家光の剣法指南役で後に柳生藩主。
野州日光は、東照宮に家康の墓がある。
一乃師匠の徳川家の視点から口上を説いたのは、
さすが講談師! 納得の見解である。






