三國清三シェフをお誘いをしたが、都合がつかず、12月12日ならと
云うので、青梅で待ち合わせをした。
三國シェフは、ソシエテミクニの岡本孝一さんと檜垣依子さんの
三人で、青梅特快で来られた。
檜垣さんとは東京都市大学附属小学校4年生の
三國レッスンでお会いして以来だ。
四谷から車で来るのも大変なので、電車で来られたが、岡本さんが
予約していたレンターカーを青梅で借りて、沢井に向かった。
途中、梅郷にあるJA西東京グリーンセンターに立ち寄り、
中野秀行センター長を訪ねた。
沢井の柚子農家は、グリーンセンターに納品しているから、
同センターでは販売もしている。
中野センター長は沢井の柚子に詳しいことから今年の作柄を伺った。
柚子には、表年と裏年があるそうで、今年は裏年で、
グリーンセンターに入荷も少ないと云う。

柚子の生産者は、地元の福島和夫さんに紹介されて知っていたので、
その方々の栽培の様子も伺ったが、
その一人、原島正巳さんに電話をしてくれた。
今、柚子の木の選定をしていて畑にいると云う。
沢井の柚子は、江戸幕府が作った新編武蔵風土記稿に掲載されている
こと等から、ことしの中央会の江戸東京野菜推進委員会で
「江戸東京歴史伝承作物」に登録された。
沢井の柚子を生産する柚子部会の前部会長の市川健一さんは
亡くなられたので、息子さんが管理されていると云う。
市川さんのお宅の周りには沢山の柚子がなっていて、
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駐車場で、かごに入れた柚子3個100円て販売していた。
中野センター長が、生産者の原島正巳さんのお宅まで案内してくれた。
原島さんには、2月に福島さんにご案内を頂いたときに、
お会いしている。
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檜垣さんは、YouTubeの撮影担当で、生産者の原島さんに
説明を受けているところなどを撮っていた。
原島さんに勧められて、皮手袋と剪定バサミを
手渡されたので、収穫に取り掛かった。
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上着の袖口に鋭い棘が引っ掛かったが、柚子はへたの所まで鋭い棘が
生えているので、収穫した後、へたの所をハサミで切り落としていた。

柚子の収穫体験をされたが、檜垣さんが撮影していた。
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中野センター長には、お忙しい中、案内頂きお世話になった。
お昼は、澤乃井のままごと屋で、うどんを予定していたが、
シェフは原島さんにこの辺に蕎麦屋がないかと聞いていた。
御嶽駅近くに「玉川屋」があると、行き方を教えてくれた。
8年前、わさび田に案内した時に
古里駅から近い丹三郎で蕎麦を食べたのを思い出した。
原島さんの柚子畑から、100年の柚子を見に、
青謂神社に向かって山道を登って行った。
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宮野宮司が、案内してくれたが、新しく伸びた枝に、
沢山のゆずを付けていた。
「日本の味蕎麦」の幟がある玉川屋は、茅葺屋根の風情のある店・・・
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店内にはまつ毛と髭を伸ばした達磨が19個祀ってあったが、
聞くと「良縁ひげだるま」と云い暮れに東京瑞穂町から
だるまを売りに来てくれると云う。
三國シェフは、ざるそばと暖かい山芋の
「あつとろろそば」を注文した。
シェフはコートを脱いだら半袖シャツだったので、
寒いのに半袖ですかと、聞いたら、
朝起きてあるものを着てる、との返事だった。
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甘辛で濃い目の汁に田舎蕎麦だった。
三國シェフは蕎麦が好きで、更科堀井の動画を配信していると
檜垣さんが教えてくれた。
多摩川は、静かに流れていた。
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東青梅駅前でレンタカーを返してから、青梅特快に乗車した。
今年10月中旬から中央線快速と青梅線に導入された 2 階建て
グリーン車が丁度来たので座ることができた。
皆さんは四谷まで、私は昭島で下車した。