イベントをすると云うメールを頂いた。
一般社団法人大阪産・食のマイクロツーリズム推進協議会として、
2月2日(日)に、漫画家の村上ともか氏を囲む大阪産「難波葱」と
「河内鴨」の節分ランチ会を企画していると当ブログで紹介した。
会場は新しい超高層ビルが林立する東新橋の一画、汐留シティセンター
1Fの「ザ・モメンタム・バイ・ポルシェ」だと云う。

開会に当り、原田さんの挨拶があったが、髪に難波葱ではなく
根深ネギを飾って、今回企画した経緯、難波葱への思いを語られた。
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漫画家の村上ともか氏を囲む会と云うことで、ご挨拶された。
席は遠く離れていたのでお話しすることはなかった。
SDGsを推進する大阪府環境農林水産部の資料
「脱炭素な行動を広げよう」と、「なにわの伝統野菜」の
資料も入っていた。

今回の企画にあたって、全国の伝統野菜も取り扱っている果菜里屋の
高橋芳江さんにも来てもらったが、高橋さんは伝統野菜プロジェクト
の草間壽子代表をお誘いしていて、草間代表は難波葱も書いている。
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同じテーブルになった方々、
右から、難波葱生産者の稲田元正さん(JA大阪中河内理事)は難波葱の
大産地松原葱部会を代表して参加、池内泰司さん(稲田さんの友人)、
高橋さん(果菜里屋)、後ろに草間代表。
原田さんとの出会いは、2017年で、大阪府農業委員会大会に
招かれた時にお会いしている。
翌日難波ネギの上田さんの畑を案内頂き、難波葱の料理も頂いた。

同じテーブルの前にお座りは、一般社団法人SALUTE・
健康増進イタリア料理協会の秋元摩那理事でイタリア料理家、
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お隣の方はSALUTEの中村浩子代表理事で、
その隣が、SALUTE会員の中村希美恵さん。
中村代表理事にはイタリア料理の話を色々と伺った。

MENUはここから
DRINK
ミックスフルーツジュースで乾杯
赤ワイン、白ワイン
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MENU
●前菜
河内鴨と独括のカルパッチョ仕立て
パルミジャーノ セルバチコ

●スープ 〜船場汁〜
塩サバ 田辺大根 芋 難波ねぎ
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●パスタ ピチ
河内鴨丸々煮込みとひよこ豆
トスカーナのスタイル
中村代表理事に教えて頂いていて
パスタの中でもトスカーナのピチは太麺のうどんの
ようで、モチモチしていると伺ったころに、出てきた。
かつて南イタリアで生産されていた古代小麦は、丈が長く
倒伏しやすいのだと云う。
実は東京にも同じような麦があるとお伝えした。
東久留米市の柳久保小麦で、江戸時代の農家又右衛門が旅先で、
麦畑に一本長く伸びた麦の穂を採ってきて、蒔いたもので、
長い茎は麦わら屋根に使われましたが、現在は消防法で禁止。
長い分わずかに実る小麦は、美味しく現在も復活栽培がされている。
武蔵野肉汁糧うどんを作った、加藤仁思シェフにトスカーナの
「パスタ ピチ」の写真を見せようと思っている。

同店の林裕司シェフは、大阪で修行をした後、イタリアに渡って
本場イタリアの郷土料理を学び、東京で現在、
二店舗の総料理長を務める。
今回、会場として選ばれたのは、原田さんから相談のあった健康増進
イタリア料理協会の中村代表理事が、同店の林シェフを
紹介して実現したと云う。
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参加者は、銘々が自己紹介をしたが、順番で回ってきた。
摂津から来た農民が持ってきた葉ネギから、根深ネギが生まれた経緯は
「葱サミット2020 in大阪」に、招かれたときも根深ネギの千住を持っていき、お話しした。
主催者から出された資料の中には、なにわ伝統野菜応援団員の
森下正博先生が研究した資料が配布された。
「江戸幕府の始 砂村に入植した大阪の落ち武者が持ち込んだ葱の種が
砂村葱となる」1600年頃「その後、砂村葱が千住に伝播改良され根深葱群の「千住葱」の誕生につながる。」とあり参考になる。

●メイン
河内鴨のレアロースト 〜内臓のソース〜
なにわ伝統野菜
(金時人参/天王寺蕪/河内れんこん)
鴨料理は大好きなことから、半分以上食べてしまってから写真を撮っていないのに気が付いて撮影した。美味しかった。
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●ドルチェ
ゴボウのチョコラータ
●カップェ

頂いた難波葱を持って、
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漫画家の村上ともか氏を囲んで記念撮影。
関西から来られた野菜ソムリエの井出裕子さんにお会いした。
井出さんは、浅草葱善にも行かれて取材、私が監修した「玉ねぎ」を
図書館で借りてきていて、この本には掲載されていない。
発売中の、dancyuには千住ネギは掲載されているが、難波葱は掲載
されていないことから、PRの必要性を語っていた。
小金井にお住いの一般社団法人伝統文化創造推進機構の
澤田麻希代表理事にもお会いした。
帰りにお土産として、難波葱と、節分だけに大阪・あびこ山観音寺の
厄除饅頭を頂き締められた。