先日29回「春の会」が開催された。
1月の末に、打ち合わせ会を実施していて、本来は「冬の会」だが、
実施か3月となったことから冬を飛ばして
「春の会」とすることになった。

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3月10日(月)、11日(火)に、春の会は開催された。
総本家更科堀井に近い暗闇坂に生えている、満開の桜、堀井良教社長が
毎年この時期に咲く、河津桜と教えてくれた。

18時にほしひかる会長の司会で「春の会」が始まった。
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御献立
一、バラ干し海苔の山葵漬け風味の三杯酢
一、擬製豆腐
一、野良坊菜と鶉丸(ウズラ)の蕎麦粥
一、蛤の更科 千住葱グラタン
一、岩石揚げ
一、明日葉切り
一、更科のロールケーキ
御献立は、ほし先生の奥様で書家の白遊先生に揮毫いただいている。
更科堀井の堀井良教社長が開会の挨拶で始まる。
今回で29回となったことから、次回は30回として、江戸東京野菜が
多種栽培している時期に記念の四季の会にしたいと云う。
この場合、猛暑の夏を休んで、秋に開催する必要がある。
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堀井社長は全日本食学会の顕彰委員会委員長をされていて、全国の
生産者の中から、安全な食材を生産している方を顕彰していると、
資料を配布して説明された。

今回の食材は、奥多摩ワサビのわさび漬け、のらぼう菜、
浅草葱善の江戸千住ネギ、東京ウドの内、立川産の立川ウド。
八丈島の明日葉を、果菜里屋が集めてくれた。
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これら江戸東京野菜について、説明を行った。
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林先生の発想で生まれた、江戸東京野菜のお料理は29回の内、
同じ料理は二つとない
林先生は、フードロスにならないようにとの説明だった。

一、バラ干し海苔の山葵漬け風味の三杯酢
キュウリとバラ干し海苔に三杯酢をかけていた。
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一、擬製豆腐
崩した豆腐に卵や野菜類を入れて型に流して焼いたもので
玉子焼き風。野菜はフードロスが出ないように、野良坊の茎
ウドの太い部位を口当たりの良さを考慮して使ったとか。

一、野良坊菜と鶉丸(ウズラ)の蕎麦粥
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のらぼう菜とそば粥の食感。
鶉丸の肉団子には、骨も細かく砕かれていて、パリパリとした食感も
楽しめる。

11日に参加された、佐々木昭理事に、
14期の村西久美さんと下村明徳さん、右は渡邉和嘉理事に隣が14期の
雨宮さんの友人で料理研究家の菊地あきさん、隣が雨宮晴仁さん。
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10日は左から、若林牧子理事、果菜里屋の高橋芳江さんに、廣道社長、
右は、領家彰子さん、草間壽子先生に脇ひでみさんが参加された。

一、蛤の更科 千住葱グラタン
ハマグリを包んだ、千住ねぎのグラタン
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一、岩石揚げ
岩石揚げの素材は、立川産のウドだった。
ウドは5p角に切って岩石のようなボコボコ感を出したとか
一、明日葉切り
白い更科そばに、「黒姫山麓」のそばを使った。
その蕎麦に、八丈島産の明日葉を練り込んだ。
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一、明日葉切り
一、更科のロールケーキ

最後に河合料理長から挨拶があったが、お客様からは
お礼の拍手が沸き起こった。
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20回の夏の会に、日光江戸村のユキ社長と来られた
久富信矢さん(ハンバーグのゴールデンブラウンオーナー)が、
友人を連れて来ていただいた。
新御茶ノ水の近くに、レストラン「CAHLUMN」を始めたお二人と、
鎌倉でお蕎麦屋さんをされている方。
みなさん江戸東京野菜に興味を持っていただいた。
今回も、新渡戸文化学園の平岩国泰理事長と高校の戸叶綾子教諭が
来られ、新たにNPO法人 放課後NPOアフタースクールの
黒木まりえ先生が来られたので、ご挨拶をさせて頂いた。