江戸東京野菜の授業は、4月に農園の整備をしているが、
今回は初めての出前授業となったもの。
この日は9時45分から午前中の時間を使って、江戸東京野菜の座学授業
と、終わると農園での定植作業を行うことになっているので、生徒達は
トレーナーなどに着替えての授業となった。
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地域の食文化と関連のある伝統野菜は、
全国的に復活活動は盛んである。
同校のフードカルチャーコースの皆さんとは、
2021年4月から取り組んでいる。

最初にSDGsと江戸東京野菜について説明
17の開発目標の内、伝統野菜の取り組みには10の開発目標に関連して
いることを紹介して、資料としては新聞掲載紙を配布した。
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気候変動に具体的な対策として、フードマイレージに取り組み、
地産地消・都産都消により二酸化炭素の排出をおさえていく。

同校は練馬区関町北にあることから、フードカルチャーコース2年生に
練馬区立の小学校卒業生に手をあげてもらったが、
4割ほどの手があがった。
練馬の代表的な伝統野菜として練馬大根を栽培する。
畑が十分に耕されていないことで、曲がった練馬大根が収穫された。
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すずしろ汁は、練馬大根を中心にした冬野菜
たっぷりのソールフードと言ってもいい。

練馬大根を練馬の子どもたちに食べさせようと企画した、
練馬大根引っこ抜き競技大会は、大会で抜かれた大根を翌日、
練馬区立の小中学校98校に配布され、給食で
「練馬ダイコンスパゲティ―」としてだされる。
これが生徒達に一番人気。
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授業でも調理して食べた。

江戸東京野菜の内藤カボチャで、カボチャプリン
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内藤カボチャは、江戸期に日本に入ってきた当時の形を残していて、
今年も農園で栽培する。
近年になって、改良品種の西洋カボチャに甘さで負けたが、木目の細かさから日本料理では茶碗蒸に、スイーツではプリンが美味しく、調理して食べられた。
与えられた時間内で終えたが、これから1年間の江戸東京野菜を栽培しながら、美味しく食べる調理実習と、期待感を持たせる授業とした。
この後、渡邉和嘉さんが、江戸東京野菜の定植を指導した。