武蔵五日市で待ち合わせたが、折角来たので、五縁堂にも
寄らせて頂いたのは紹介した。
奥多摩ワサビと云うと、千島わさび園が信頼できる店として、
果菜里屋を始めとする流通業者も取引している。
この程伺うにあたって、日本野菜テロワール協会の
小堀夏佳代表理事が千島園に行ってきた話を聞いたからで、
後継者も決まっていたと報告を受けたので、
挨拶に行くことを決断したもの
私が千島さんとご縁を頂いたのは、2009年に築地の東京シティ青果の
野田裕さんに、千島国光さんの千島わさび園に
連れて行ってもらった。
林幸子先生を始め、ほしひかる先生他、江戸ソバリエの
皆さんを案内している。

奥多摩一のわさび田を所有して生産していた千島わさび園は、
後を継いだのが、娘さんご夫妻で、ご主人の仙野守さんが
引き継いでくれていて、3年になると云う。
車内で話を聞いたが、ワサビ田の再建に一生懸命で生前習って
おけばよかったと、話されていた。
千島さんにはワサビ農家の教え子が大勢居るので、教えてもらった
ともと云う。
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川苔山のゲートから8キロ、標高1050メールの
ワサビ田に向かうと云う。
2016年に、フレンチの三國清三シエフの記念誌「ジャボニゼ」の
撮影を行った鳩ノ巣のワサビ田は・・・・、
2019年10月に奥多摩を襲った台風で、美しい棚田の景観は
すっかり流されてしまって今は見る影もない。
がっかりした千島さんの顔を見るのが忍びなかったし、
慰めようがなかった。
復興がかなわない中で,2022年2月89歳で亡くなられた。
川苔山のゲートからしばらく登ると百尋の滝か見える地点だが
滝は新緑の木々に隠れて見えなくなっていた。
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ここは1050メートルの地点で、2013年には、現在のコンシェルジュ協会役員の、佐々木昭さん、福島秀史さん、松嶋あおいさんも
参加されていた。
千島さんのワサビ田は、亡くなられたことで、
上の段は所有者が変わったと云う。
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下の段は、千島さんのワサビ田で、仙野さんが収穫していた
仙野さんが、我々の分を収穫してくれた。
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仙野さんにお会いして、その栽培姿勢に心を打たれ安心した。
帰り路、近くの蕎麦屋一心亭で昼食を注文した。
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