2025年06月26日

はじめての江戸東京野菜「コンシェルジュは語る」で、11期の加藤仁思シェフが登場した。


加藤シェフは、11期のラインに料理を始め、産地見学や、江戸東京の
農業説明板めぐりなどを掲載していることが、各期のラインに
転送されたことから注目されていた。
加藤シェフの江戸東京野菜への思いを聴くことが出来ると云うので、
はじめての方以外に、コンシェルジュのお仲間が出席された。



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加藤シェフの元に、若林牧子理事が伺って打ち合わせを行って
きていて、話の流れに沿って、バワーボイントをつくり、
若林理事が加藤シェフに質問をする形で、加藤シェフにお話し頂いた。
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若林理事の質問のポイントは、以下の通りです
1)私の履歴書 〜音楽から料理への転換〜
2)野菜に興味をもったきっかけ
3)江戸東京野菜に辿り着いた理由とは
4)江戸東京野菜と向き合う私の日常




〜・・・・・〜
1)10代から様々な食材に興味を持ち始め、学生時代飲食店で
アルバイトをしながらバンド活動をしていました。

いろいろな先輩の影響を受けながら料理人になろうと決意して
以降、26歳で初めての料理長を経験しました。
一念発起で28歳のときに渡仏。


2)30歳位の時に珍しい中国野菜やイタリア野菜を育てる
農家さんを知り、野菜に興味を持ち、常に新しい野菜を扱う事を
心掛けてきました。

20年程前からどこの店でも野菜がもてはやされ、何を作っても
他の誰かがやっている事に悩む時期があり、

3)模索している時期に江戸東京野菜の存在を知りました。




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4)5年前から江戸東京野菜を扱っていますが、料理人でも江戸東京野菜
を知らない人が多い中、今いる店で江戸東京野菜を含めた東京野菜を
使い続け、東京の野菜を売りにしている店を目指しております。

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江戸東京野菜に触れるきっかけや目的も人それぞれ、同じ野菜を
取っても感じ方は人それぞれ!

ましてや固定種の事など知らない事の方が多いのは現実なので、
歴史や変わらない事実は勉強し、野菜に触れながら江戸東京野菜を
通して常に何かを自分なりに感じ続ける事が大切だと思っています。





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引き続き試食となったが、馬込半白キュウリと寺島ナスは
松嶋あおい理事が小金井の萩原英幸さんから協力頂いた。

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馬込半白キュウリと蒸し鶏の自家製塩レモン入りサワークリーム和え。




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馬込半白キュウリと鮎の塩焼き 福井県産 完熟梅の
馬込半白キュウリ梅肉ソース




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馬込半白キュウリ・寺島ナス・アサリのニンニク江戸七味マリネ




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寺島ナスと東京Xの江戸甘味噌和え




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寺島ナスと大豆ミートの冷製ガパオ




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寺島ナスとバルサミコのジャムをガトーショコラに添えて




料理の感性や表現力は、若い頃にバンドをしていた経験に
繋がるのでは、ということでした。
本日の試食の内容も組み合わせが豊かだったことからも
納得しています。



今回、試食のサポートを、松嶋理事と木村えり子さん(2期)が
担当していただいた。

寺島ナスと馬込半白キュウリの特徴を生かした料理だった。
寺島ナスについては、硬めのナスだが、加熱した料理は
柔らかく美味しかった。
馬込半白キュウリについては、パリパリした食感は
キュウリに無い美味しさだった。

加藤シェフのラインはここから



追伸
コンシェルジュ12期生の林さんが参加してくれました。
高校3年生で資格を取り、東京農大に入学。食や農業について
学んでいて、同じ学科で高校生の時に江戸東京野菜の
栽培をしていたというクラスメイトの中村さんを
誘ってくれていた。
江東区文化コミュニティ財団の小張さんも参加された。
posted by 大竹道茂 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | コンシェルジュ協会事業
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