2010年03月30日
すみだ・浅草「江戸の味わい食べ歩き」ガイドブック
東京スカイツリーが東京タワーを高さでしのいだと話題になっていたが、昨年、 スカイツリーまで、1.4キロ地点にある第一寺島小学校に寺島ナスの復活でお世話になった。
学校からの道すがら 東武浅草線の駅にして一駅、業平駅の脇に建つスカイツリーをホームから見上げた。着々と進む工事の様子をしばらく眺めていたら首が痛くなったのを覚えている。
地元で、話題になっていたのが集客に対する皮算用だ。スカイツリーには全国から大勢の方が来てくれるだろうが、見終わった観光客は浅草に持っていかれてしまうのではと心配するものであった。
現実に今、浅草が賑わっているという。隅田川とほころび始めた桜の並木、そしてバックにそびえるスカイツリーの景観が人気を呼んでいるようで、周辺の墨田、浅草では、地域をアピールするため、様々な企画が練られている。
“すみだ・浅草 鬼平に思いを馳せて「江戸の味わい食べ歩き」ガイドブック”が発行されたというので、江戸懐石近茶流宗家の柳原一成先生にお願いして送っていただいた。
このガイドブック、鬼平犯科帳、長谷川平蔵の世界を切り口としたもので、鬼平を演じた歌舞伎の中村吉右衛門のインタビューや、鬼平の魅力、鬼平のゆかりの地をめぐるガイド、すみだ、浅草エリアのお店などが紹介されている。
特に注目が、「今こそ江戸の食文化に触れる」を柳原先生が江戸の料理本を読み解いて作った料理「胡椒飯」「芋巻き」「こんにゃくの煎出し」「柿煎り」「長芋の砂糖かけ」が紹介されている。
また考案された「江戸の味わいメニュー」の15品は圧巻で、鬼平ファンならずとも手元に置いておきたい一冊(40p)となっている。
東京都商店街振興組合連合会が製作し、すみだ、浅草の掲載店では無料配布しているらしい。
ここには紹介されていないが、江戸東京野菜をはじめ、とことん東京の食材にこだわった店として、スカイツリーの目と鼻の先に人気の押上「よし勝」がある。ここもぜひ寄ってもらいたい店の一つだ。03―3829―6468
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