この学校、明治6年に幼童学所として創立した名門であることは沿革が示している。
昭和4年に建築されたこの校舎は、東京都選定歴史的建造物にも指定されている。
近くには、日本銀行、日本橋、三越などビルが林立する中にある。

ときわ松」のモニュメント
昨年「月刊「日本橋」が実施した、「にほんばし江戸東京野菜プロジェクト」にも参加、金町コカブの栽培を実施したが、今年はさらに腰を据えて長期にわたって栽培したいと云うので、昨年から日本橋のプロジェクトに関わっている小金井の農業後継者と共に、10日同校に伺った。

同校(茂呂政孝校長)は、全校生徒134名。内5年生18名、6年生25名の中から飼育栽培委員(担当教員・坂本瞳先生)の5人が担当する。
今回は、三鷹の星野直治さんがつくった「寺島ナス」の苗を10本、プランターに植える。
そこで、プランターに軽石、腐葉土、遅効性の肥料等を学童達が協力して入れる。
浅見紀久江副校長も見守る中
栽培指導は小金井市の農業後継者、高橋金一さんと井上誠一さん。
この「寺島ナス」は昨年、隅田川上流の墨田区立第一寺島小学校で復活したもので、当ブログで紹介している。

一人1つのプランターに2本の寺島ナスが上手に植わった。
すでに、アブラムシが付いているのもあったが、アブラムシを手で取ることも教えた。
最後に、寺島ナスの歴史、江戸時代からの野菜の歴史を教えて少しでも興味を持って栽培し、食べてもらえるようにお話をした。
これから、11月までしっかりと栽培管理ができれば、収穫を楽しむことができるだろう。