昨年の11月、「黄金の昔やさい 味わい散歩」というイベントが小金井で開催された。
東小金井駅から歩いて、江戸東京野菜の収穫体験や、小金井の歴史や文化、はけの森緑地など自然にふれ、昼食にはフェア参加店で江戸東京野菜料理を楽しむと云うもの。
この企画で、小金井雑学大学の富永一矢学長とご一緒にガイド役を務めたが、農業関連として小金井神社にある石臼塚を、私が説明したご縁で、16日(日)雑学大学で「江戸東京野菜」の講義をする機会に恵まれた。
、
小金井神社(小金井市中町)の境内、御社殿左に「石臼塚」が、こんもりした木陰の中にある。
石臼は、米麦やソバ等を粉にひく道具。
小金井の農家では、昭和20年代まで使われてきた。
その後、食生活も大きく変わり、うどんも買って食べるようになった。
そして食生活の根源をなしてきた石臼は顧みられなくなり、日本庭園の飛び石や漬けもの石になったり、散逸する状況であった。
昭和43年、小金井の農家が集まり、「石臼に感謝して石臼塚を作ろう」ということになった。
市内の農家に残っていた石臼94個を富士山の溶岩に積あげ、3.2メートルの塚は48年に完成した。
全国的にも珍しいこの石臼塚は、食育の中でも伝えていく必要がある。
小金井雑学大学では、講義のイントロで「石臼塚」の話をした。存在を知っているか挙手してもらったが、知っている方は2割ぐらいだった。
地元の文化財だけに、皆さんには小金井神社に足を運んでもらうことを期待している。
又、「早稲田ミョウガ捜索」の話もしたが、かつて早稲田の鶴巻町に住んでいた方が居て、嬉しい情報を得ることができた、大きい収穫だ。
因みに、小金井雑学大学は『経済優先の社会から本当の豊かさ模索する一つの試みとして、地域で大学に集う者が学び、つながる機会をつくる。』ということで、平成10年に設立された。
特に、定年退職を迎え、地域で過ごす時間を有意義なものにできるヒントになるようなカリキュラムの展開。受講料(資料代は100円)、講師料は無料としている。
皆さん熱心で、いちいちうなずいてくれて、気持ちよく2時間、お話させていただいた。






