三月の中旬、編集部の櫻井さんから取材を受けたものが掲載されていた。
『POCO21』は、A4版、一冊210円のパルシステム組合員向けの有料月刊誌だ。
“2時間で読み解く社会情報誌”を標榜し、ノンフィクション作家の橋本克彦氏を編集長に独立した編集体制をとって28Pに情報が詰まっている。
主な読者はパルシステム組合員30〜50代の主婦で、毎号衣食住、環境、マネー、子どもの教育といったさまざまなテーマを特集にして誌面を構成。
だからバックナンバーも揃えて読んでみたい。

その社会情報誌『 POCO21』6月号で、『特集 姿を消しかけた野菜たちの横顔と歴史』として4頁にわたって「江戸東京野菜」を取り上げてくれた。
「帰ってきた伝統野菜」と「私たちは”昔の味”を捨てるのか、守るのか」。
江戸東京野菜を例に、伝統野菜について東大大学院農学生命科学研究科長・農学部長の生源寺眞一教授が解説している。
囲みでは、野口のタネの野口勲さんが「のらぼう菜」のことを、生産者では、立川の東京うど生産者・須崎雅義さんと小金井の伝統小松菜生産者・鈴木沢七さんが語っている。
桜井さんは、江戸東京野菜にも興味を持っていただいたようで、「今後も継続的に伝統野菜や固定種について取り組んでまいります」とメモを添えてくれた。