行政と市民団体などを中心とした活動は5年を経過した。
秋のイベント「江戸東京野菜料理フェア」、春の「お花見弁当フェア」は定着、市民の関心度・注目度は高まり、当初の計画はひとまず達成することが出来たと言える。
そこで小金井市では、今後さらに事業を発展させるため、事業推進体制を再構築、新たに農業者、商業者の参加を求めていく。
これにともない、プロジェクト名に明確に「江戸東京野菜」を入れ、「小金井市・江戸東京野菜でまちおこし連絡会」として、活動内容を鮮明にしていくことになったもの。
小金井市では、このほど略称「江戸まち連」の第一回準備会を開催した。
この会は、江戸東京野菜でまち興し事業を推進していくことで、賑わいの創出、地域経済の活性化を図ろうというもので、農業系として農業者、農業グループ、農業団体。
商業系としては飲食店主、飲食グループ、商工団体。
さらに市民団体、学生グループ個人などに参加を呼び掛け、誰でもが参加可能な組織を結成していくとしている。
尚この事務局、当面は小金井市経済課が担当していく。

第一回の準備会では、春の「お花見弁当フェアー」の報告があり、今年は前年度に対して予約者が3倍増であったことで、一定の成果が上がってきたと評価された。
また、今年度の事業計画が検討されたが、秋のイベントとしては江戸東京野菜を使った「黄金丼」(こがねどん)フェアの実施などについて検討され。
お花見弁当の余勢をかって、飲食関係の代表からも前向きな意見が出された。
これまで、プロジェクトの中で積極的に活動リードしてきたNPO法人ミュゼダグリはもちろんだが、
江戸東京野菜を栽培している生産者や農業後継者たち、そしてJA東京むさし、
また、お花見弁当を販売した飲食店の皆さん、
さらには、小金井にキャンパスのある大学生たちグループ「いがねこ」も江戸東京野菜に魅せられた仲間だ。
このような皆の思いをまちおこしに結集する基盤組織ができるだけに、さらなる発展が期待される。