2010年06月05日

馬込半白キュウリりの季節になった。

大田区馬込が原産の馬込半白キュウリの季節がやってきた。
毎年、半白キュウリの収穫を楽しみにしている人たちがいる。
今の青いキュウリには満足しない人たちだ。

馬込半白.jpg

なぜ栽培されなくなってしまったんだろう。

それが、生野菜を食べるようになり、サラダが普及したことで、半分白いキュウリが目立たなくなって、全体が濃いグリーンのキュウリの需要が多くなっていった。

日持ちがしないから、日が経つと黄色くなる。
それは、鮮度がわかると云うことなんだけれど。スーパーでは売りにくい。


元なりの半白を食べさせてもらった。

「美味い!」この味、この味、楽しみにしていた味を、舌は覚えていた。
これ、浅漬けにしたら最高なんだけど。

3本.jpg

まさに伝統野菜、揃いが悪いが、これを個性と云う。
ずんぐりとしていて、可愛いと云う人もいる。

健太郎.jpg

生産者は高橋健太郎さんだ。
東小金井駅南口から2分、高架になった中央線の脇にある畑だが、遮音壁のため電車からは見えない。

20代と若い生産者・高橋さんは意気に燃えて伝統野菜を作っている。
馬込半白キュウリは、昨年に次いで、二年目だが上手にできた。

今年の夏果菜は、生産期間が長い「寺島ナス」が話題になっているが、半白も忘れてはいけない。


posted by 大竹道茂 at 06:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 江戸東京野菜と生産者達
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