
昨年、「ひご野菜セミナリオ」という勉強会を作り、第一弾で、伝統野菜の王道、京野菜見学ツアーを実行、京都で400年の歴史をもつ農家(4代目)、樋口昌孝さんの畑、鷹峯に出掛けている。

樋口さんには昨年お会いしているが、まだ鷹峯には伺っていないので、北さんから教えていただいた。
お母さんが「振り売り」をしているとか、これ、鷹ヶ峰で伝統的に受け継がれている移動直売。
樋口さんのお母さんは今でも大八車を引いて、西陣の辺りまで坂を上り下りしているとか。
お客さんも、お母さんが来るのを当てにしてるんでしょうね。
お母さんもお客さんとの会話が生きがいになるし、なんと言ったって京都の文化ですから、いつまでもお元気でこのお仕事を続けてもらいたいものです。

「水前寺もやし」の圃場見学会について「ひご野菜を全く知らない人たちが参加してくれました。圃場見学、大学の先生による講座、FMを用いた地産地消の効果など見るもの、聞くもの初めてだったようでとても好評でした」と。
「水前寺もやし」は栽培する技法を熊本農高が受け継いだようで、このようなことも多くの人に知っていただくことは、大切です。
「肥後」の文化ですからね、「圃場見学会」は江戸東京野菜も考えて見ようかな・・・
4月からは「第二回ひご野菜セミナリオ」がスタート、10日には芋の芽見学会が実施されている。
そして5月29日には「京野菜の匠 鷹峯「樋口農園」見学と京野菜料理を楽しむツアー」が実施されている。

改めて、今回の企画を紹介すると、「ひご野菜」の価値を多方面から見直し、地域の食文化や伝統野菜を見直そうと云うもので、
「京野菜」を農と食の視点で視察し、
京野菜がいかにして今日まで受け継がれてきたのか、京野菜とひご野菜の成り立ちの違いや、共通点を探り、
今後の「ひご野菜」の普及に生かしていこうと云うもの。
農家やレストラン経営者も参加されたようだ。
名城熊本城と縁の深い「ひご野菜」の「伝え方」「見せ方」「食べ方」を今回のツアーで学んだようだ。
2011年九州新幹線全線開業に合わせての「魅力ある都市づくり」で、
観光客の誘致による地域の活性化、目標は高くこれからも頑張ってもらいたい。