同氏はトンガの農業食糧森林水産省に配属され、2年間の長期派遣で農業政策アドバイサーとして活躍している。

これまでの大手商社ビジネスマンとしての経験から、2006年にシニア海外ボランティアとして、トルコの大学に赴任していた。
(上の写真をクリックすると報告書「アンタルヤの農業」)
今回は、大臣の次のポスト(次官)に農業政策のアドバイスをするのが仕事とか。

報告によると、現在トンガ王国には、日本からJICAシニアボラン
ティア(SV)10名と協力隊員(JV)15名が活躍している。

業務は農業省のアドバイサーだが、半分の力を民間の大規模農場経営者や輸出業者に注ぎ、少しでも品質の高い農産物が生産・輸出できるようにすること。
また日本・韓国向け輸出のアドバイスをし、トンガの貿易の地位向上にプラスなるように動いている。

トンガタップ島にある首都ヌクアロファの市内に一軒家を借り快適に生活している。
職場まで車で約10分、家主が親切で仕事の出来る人で、問題があるとすぐに家に来て解決してくれるのでありがたい。

市内で生活必需品は購入できるが品質とデザインはあまり選べない。
中華系の人が2,000人弱在住しているので、中華系の野菜やその他の食材が入手できるので重宝している。
SVの利用できる公共交通手段はなく不便なので、日本より中古車を輸入し通勤と買い物など日常生活に使用している。

市内に娯楽施設が全くなく、また「日曜日法」で日曜日には労働・娯楽・スポーツが禁止されているため息抜きの場所がないので不便である。(外人観光客用施設は対象外)

写真を見るからには、野菜は在来種と、昔島に導入されたものだから固定種のようだ。
日本や韓国が冬の季節に、無加温で栽培できるカボチャ・メロンなどが指導対象になるのか、体調には十分気遣い頑張ってもらいたいものだ。